2004年夏 唐松岳〜五竜岳縦走


  <山行日程> 2004年7月22日(木)〜7月25日(日) 
            

[1日目]  神 戸 − 白馬・八方 <ゴンドラリフト、リフト> 八方池山荘 − 八方尾根 − 唐松山荘
        −  唐松岳 − 唐松山荘(泊)
[2日目]  唐松山荘 − 大黒岳 − 白岳 − 五竜山荘 − 五竜岳 − 五竜山荘(泊)
[3日目]  五竜山荘 − 遠見尾根 − 地蔵の頭 <テレキャビン> 山麓駅 − 白馬ハイランドホテル(泊) 


<1日目> 神 戸 − 白馬・八方 <ゴンドラリフト、リフト> 八方池山荘 − 八方尾根 − 唐松山荘
        − 唐松岳 − 唐松山荘(泊)

早朝4時に神戸を出発。名神、中央道を通り白馬へ10時40分に到着。
昼食に信州そばを食べ、ゴンドラリフトへ。八方池山荘でトイレを済ませ、12時過ぎに登り始める。
八方池までは、約1時間の快適なトレッキングコース。景色が良く、シモツケソウなどの高山植物が綺麗だ。
八方池に映る白馬三山は見れなかったが、雲の間から不帰のキレットが少しだけ見えた。3000m級の山々と雲の動きを見ながら飲むコーヒーは格別でした。
丸山ケルンに出ると、眺望はいっぺんに開けた。白馬鑓ヶ岳や杓子岳、不帰のキレットが目の前に迫る。
ゆっくり時間をかけて、唐松山荘に到着。宿泊の手続きを済ませ、唐松岳に登る。
雲海に浮かぶ五竜岳は、大きくて圧倒される。北に、不帰のキレットのごつごつした岩肌。その向こうに昨年登った白馬三山が見える。西には、剣岳と立山連峰が白い雲の上に顔を出している。
360度の眺望は、息を呑むほど素晴らしかった。
夕食後、夕焼けを見に外へ出た。赤く染まった西の空に、唐松岳のシルエットが浮かび上がる。影絵のような風景は、今も心に残っている。

兎平
シモツケソウ
八方尾根
八方池への遊歩道
  
八方池
チングルマ
山頂をめざす
丸山ケルンと白馬鑓ヶ岳
  
イワカガミ
鑓ヶ岳と杓子岳遠望
チングルマの綿毛
唐松山荘
 
五竜岳
五竜岳と後方の山々
唐松岳山頂にて
不帰のキレット
 
唐松岳と夕焼け
雲海に浮かぶ剣岳
唐松岳と不帰のキレット


2日目>  唐松山荘 −  大黒岳 − 白岳 − 五竜山荘 − 五竜岳 − 五竜山荘(泊)

4時20分に起床。小屋の裏の高台に登る。東の空が赤く染まり始め、ご来光の瞬間と待つ。気持ちがワクワクした。
太陽が昇り、雲海が赤く輝く。唐松岳が朝日を浴びて赤く燃える。朝の太陽が描き出す感動のドラマです。
朝食をとって、コーヒーを飲み、山の景色を楽しむ。
天気が良い日の稜線歩きは、実に快適です。周囲の山々を見ながら、ゆっくり歩く。休憩もついつい長くなった。
なんか、早く進むのがもったいないような気がして・・・・。
岩場やクサリ場があり、結構スリルがあって楽しい縦走路。昼ごろ、五竜山荘へ到着。
昼食をとって、いよいよ五竜岳へ。山頂あたりにガスが沸いてきた。中腹辺りからは岩場の連続で、慎重に登る。1時間20分くらいで、やっと山頂に到着。
しかし・・・・、ガスで何も見えません。しばらく待っても、ガスの中・・・。残念。
夜、9時ごろかな、外へ出てみると、雲が切れて、星がたくさん見えた。そして、北の空に、流れ星が一筋流れた。

ご来光-1
ご来光を待つ人たち 太陽が昇った 太陽がまぶしい
 
輝く雲海 赤く染まる唐松岳 五竜岳も赤く染まる 立山と剣岳を望む
 
朝日を浴びるハクサンフウロ 五竜岳と縦走路 唐松山荘を振り返る クサリ場
 
岩場を慎重に下る チシマギキョウ ヨツバシオガマ 縦走路を振り返る
 
イワツメグサ ガスが湧く 五竜山荘 唐松岳が雲に隠れる
 
五竜岳の岩場 分岐 五竜岳山頂はガスの中 タカネスミレ

 

[3日目]  五竜山荘 − 遠見尾根 − 地蔵の頭 <テレキャビン> 山麓駅 − 白馬ハイランドホテル(泊) 

朝、4時30分、早出の団体が小屋を出て行く。外は風が強く、ガスで眺望はないようだ。
布団の中から、ご来光を見に出るか考えていた。思い切って、フリースを着てカッパを着る。外は、やはり強い風とガスの中。白岳に登り、じっと東の方向に目を向ける。
諦めかけて小屋に帰ろうとした時、なんと、なんと、白い空がボーと明るくなり、赤い太陽が顔を出した。
ガスが流れ、突然、五竜岳が姿を現す。北の方向には、唐松岳も姿を見せた。雲が西から東へ稜線を越え、滝雲となって長野県側へ落ちていく。
朝日に照らされて、私たちの影が雲の中に写された。ご来光の時にブロッケン現象を見るのは初めてでした。
太陽と流れる雲が作り出す、不思議な世界。凄い自然の姿を見せてもらいました。

ガスが通り過ぎた後は、山は嘘のように静かになった。
遠見尾根の下りは、アップダウンがあり結構長い。疲れた体には堪えた。コースには可愛い花がたくさん咲いていたので、写真撮影の時間が長くなる。
スキー場のゲレンデを利用した「五竜アルプス山野草園」は、シモツケソウが満開。白いコマクサなども咲いていて、楽しい遊歩道となっている。

天候に恵まれ、いい山行でした。

ガスの中の太陽 幻想的なご来光 ガスが輝く 滝雲
 
五竜岳を登る人たち 五竜山荘が現れる 走る雲が稜線を越える 五竜岳と五竜山荘
 
オトギリソウ ハクサンフウロ-2 イワツメクサと五竜岳 遠見尾根
 
五竜岳を望む クルマユリ 五竜山荘を振り返る 池に映る五竜岳
 
地蔵の頭 ハクサンシャジン シモツケソウの群落 五竜アルプス山野草園

 


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