2007年春 立山・雪の大谷


  <日程> 2007年4月29日〜5月1日

[1日目]  神戸 −<マイカー>− 立山 −<高原バス(直通)>− 室堂 −雪の大谷ウォーク
       − 室堂 − 室堂山展望台 − 室堂 − 雷鳥荘(泊)

[2日目]  雷鳥荘 − 一ノ越 − 室堂 − 雪の大谷ウォーク − 室堂 − 雷鳥荘(泊)
       

[3日目]  雷鳥荘 − 室堂 −<高原バス>− 美女平 −<ケーブル>− 立山 −<マイカー>−神戸



雪の大谷を歩きたくて、立山へ行きました。
高さ12mを越える雪の壁。想像以上に高く、美しい。
自然の営みの凄さを感じました。
室堂山展望台からの眺めは、今までに見たことのない美しさでした。
ザラ峠から五色が原が、白い雪で覆われ、それらに光が差して、よりいっそう輝く。白い雪の風景に、気持ちがウキウキした。
翌日は、一ノ越へ。山スキーの人たちの後を、白銀の山々を眺めながら歩く。約2時間で一ノ越山荘へ到着。烏帽子岳や燕岳、遠くに槍ヶ岳も見える。山々は、まだ雪に覆われていた。

[1日目]  神戸 −<マイカー>− 立山 −<高原バス(直通)>− 室堂 −雪の大谷ウォーク
       − 室堂 − 室堂山展望台 − 室堂 − 雷鳥荘(泊)


北陸自動車道を富山で下り、立山へ向う。車の正面に、剣岳や立山、弥陀ヶ原が目に入った。弥陀ヶ原の白い平原が、とても高い所にあるように思えた。


麓から立山を望む

立山駅は、立山ケーブを待つ客でいっぱい。待ち時間は、1時間半から2時間と言う(実は3時間)。駅前広場へ下りて、直通バスの待ち時間を聞き、様子を見ていると、それほどかからないよう。並びなおし、1時間半くらいの待ち時間で直通バスに乗れた。


立山駅前の広場


                <雪の大谷ウォーク>

長年歩いてみたいと思っていた所です。予想以上に高くて、綺麗で迫力がありました。
一部凍っている所があり、足を滑らせている人がいた。
雪の壁を抜けて、真っ白な大日連峰や剣岳、立山を目にした時、いつまでもここに留まりたいと思った。

雪の大谷-1 雪の大谷-2 雪の大谷-3 ホテル立山と立山


<室堂山展望台へ>

山スキーやスノボーの人たちが登った後を、ゆっくりゆっくり登った。


室堂山の展望台へ向う


              <室堂山展望台からの眺望>

凄い景色でした。
夏に見た時も美しいと思ったけれど、雪の山もまた素晴らしい。薬師岳がより大きく見える。山々が凛として、雄大で、静かにそこにある。
いつまでも眺めていたい景色でした。

五色が原方面-1 五色が原方面-2 薬師岳が大きい 五色が原方面-3

 右方向を見ると、室堂山のなだらかな稜線が続いていた。

室堂山と弥陀ヶ原 剣御前岳と別山


                 <室堂へ下る>

ホテル立山が眼下にあり、人がアリのように見える。
日が西に傾き、大日連峰がキラキラ輝きだした。


室堂ターミナルと大日連峰


                 <雷鳥荘へ向う>

室堂から雷鳥荘まで、雪の道を約40分歩く。凍っている所もあり、歩きにくい。
ミクリガ池が雪に覆われていた。雄山と浄土山が、池ではなく雲の上に浮かんでいるようだ。
雷鳥荘が近くなり、奥大日岳
が迫ってきた。静かで、眩しいほどに良い景色でした。

雪のみくりが池 奥大日岳 天狗平と大日岳 雷鳥荘


<雷鳥荘からの夕暮れ>

温泉に浸かり大日岳を眺めていたら、太陽がまもなく沈みそう・・・。
慌てて出て、何とか大日岳に沈む太陽を見ることが出来た。
後ろを振り向くと、丸い月が雄山の上に昇っていた。山が少しだけ赤い。

大日連峰の夕焼け 地獄谷の湯煙と夕焼け 雄山の上に昇る満月


[2日目]  雷鳥荘 − 一ノ越 − 室堂 − 雪の大谷ウォーク − 室堂 − 雷鳥荘(泊)

              <朝日に輝く大日連峰>

朝、4時30分に目を覚ます。温泉に入り、展望風呂から大日岳方面を見る。後方の空が赤く染まりだしたので、急いで外へ出た。
奥大日岳の山頂に朝日が当たり白く輝いた。その白い輝きが、時間の経過と共に少しづつ大きくなり、やがて大日岳全体に広がった。そんな風景を飽きずづに眺めていた。
右下の写真は、室堂乗越から奥大日岳へ向う二人の影を捉えた。



<朝の立山> 雷鳥荘の前から撮影

雷鳥沢には、スキーのシュプールの後がくっきり見えた。

雷鳥沢 朝の雷鳥荘 一ノ越を望む


<光に満ちた立山>

朝の光をいっぱいに浴びて、稜線がキラキラ輝いていた。

朝日に輝く真砂岳 稜線が輝く 雄山と山崎カール


<一ノ越へ向う>

傾斜が急になったのでアイゼンを付けた。
スノーシューで登る人、シールを付けたスキーの人、アイゼンの人、いろいろでした。

みくりが池から浄土山を望む 大日連峰を振り返る 別山方面 竜王岳を望む

<一ノ越にて>

雄大な北アルプス 雄山への稜線 雪の稜線を慎重に登る



一ノ越から、雄山へ少しだけ登ってみた。急な雪の斜面を慎重に登る。一部凍っている所もあり、かなり怖い。20分ほど登った所で、折り返すことにした。(6本爪のアイゼンでは、これ以上は危険と感じた。)
素晴らしい眺めでした。

怖いほどの急斜面 竜王岳 槍ヶ岳もはっきり見えた 危険な稜線



山スキーやスノボーをする人たちが、次々と登ってくる。
話を聞くと、雄山へ登り、山崎カール辺りを滑って降りると言うことでした。
パワーを感じるし、凄いと思った。


一ノ越山荘を見下ろす 山スキーヤー

 

2日目も雪の大谷を歩いた。

2日目の雪の大谷 雪の大谷全景



早めに雷鳥荘に着いて温泉に入る。
真っ赤に染まる夕焼けを見ようと外に出たが、西の空は雲が多くもう一つでした。
大汝山の左に、この日も白い月が出ていました。少しだけ赤く染まった山に、丸い月も良いもんです。

夕暮れの大日岳 夕焼け 月と山焼け


[3日目]  雷鳥荘 − 室堂 −<高原バス>− 美女平 − 立山 −<マイカー>−神戸

室堂ターミナルへ向う間、吹雪で顔が痛かった。

風が強く、立山はガスの中に隠れていた。


吹雪きの中の雷鳥荘



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