2011年夏 北海道・大雪山縦走


  <山行日程> 2011年7月13日(水)〜7月17日(日)

[1日目]  大阪・梅田 −<バス>− 舞鶴港(24:30発) − <新日本海フェリー> − 船中(泊)
     

[2日目]  − 小樽港(20:45着) − 札幌・アパホテル&リゾート札幌(泊)

[3日目]  札幌 − 銀河・流星の滝 − 紅葉谷散策道・紅葉滝 − 銀泉台 − 第一花苑 − 銀泉台 − 層雲峡温泉(泊)

[4日目]  層雲峡温泉 − <大雪山黒岳ロープウェイ・黒岳ペアリフト> − 7合目 − 黒岳 − 黒岳石室 − 北鎮分岐

       − 中岳 − 間宮岳 − 裏旭野営地 − 旭岳 − 姿見の池 − 姿見駅

       − <大雪旭岳ロープウェイ> − 旭岳温泉駅 − <温泉で入浴> − 小樽港(23:30発)

       − 船中(泊)

[5日目]  − 舞鶴港(21:00着) − 大阪・梅田(23:10着)
          


一度行ってみたかった、北海道の山へ行ってきました。
クラブツーリズムの「あるく」というツアーです。
舞鶴港から夜行のフェリーに乗って、約20時間。のんびりした、楽しい船旅です。時間がゆっくり流れるというか、快適な空間でした。

大雪の山々はスケールが大きく、高山植物が生き生きと咲いていました。
天気予報は雨又は曇りでしたが、中岳あたりの縦走路からガスが晴れだし、雄大な大雪の山々を見ることが出来ました。旭岳の山頂からの360度の展望はすばらしかった。ギザギザの山頂を持つトムラウシ山や十勝岳、北鎮岳、北海岳、黒岳など、この日歩いてきた縦走路が見渡せた。疲れた体がいっぺんに元気になった。       




[3日目]  札幌 − 銀河・流星の滝 − 紅葉谷散策道・紅葉滝 − 銀泉台 − 第一花苑 − 銀泉台 − 層雲峡温泉(泊)


銀河・流星の滝です。

10分ほど山道を登ると、こんなに綺麗な滝が見れます。


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2日前からの大雨で銀泉台への道が通行止めになっていいるという事で、紅葉谷散策道を歩き紅葉滝を見に行くことになった。
水量が多いためか、豪快な滝を見ることができた。

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紅葉谷から下りて昼食を済ますと、銀泉台への道が通行止解除になり銀泉台へ。
当初予定していた駒草平までは時間的に行けないので第一花苑の雪渓までとなった。
小雨の中を歩く。高山植物は、雨にぬれて一段と綺麗に見える。

<左から> イソツツジ、???、???。


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雨とガスに曇る木々も良いです。


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[4日目]  層雲峡温泉 − <大雪山黒岳ロープウェイ・黒岳ペアリフト> − 7合目 − 黒岳 − 黒岳石室 − 北鎮分岐

       − 中岳 − 間宮岳 − 裏旭野営地 − 旭岳 − 姿見の池 − 姿見駅

       − <大雪旭岳ロープウェイ> − 旭岳温泉駅 − <温泉で入浴> − 小樽港(23:30発)

       − 船中(泊)



6時始発のロープウェイに乗るため、層雲峡温泉を5時30分に出発。数組の団体が乗り場に来ていた。
始発の満員のロープウェイに乗り五合目へ。ペアリフトを乗り継いで七合目へ到着。準備体操をして、7時前に黒岳への急な道を登り始める。
(総勢45人の団体は、ガイド3人と共に3班に別れ歩く。)


高山植物が綺麗です。

<左から> チシマキンバイソウ、カラマツソウ、トカチフウロ。

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約1時間30分で黒岳に到着。

ガスが少しだけ晴れ、縦走路が見える。

山頂で記念撮影。楽しい稜線歩きの始まりです。


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縦走路のほんの横にコマクサが咲いている。気付かずにいると踏み潰しそうになる。

コマクサに雨つぶが着いて綺麗です。

右は、メアカンキンバイ。


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黒岳石室が眼下に見えた。

雪渓とハイマツや高山植物の緑とのコントラストが良い。


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黒岳石室周辺のお花畑。

左から、エゾツガザクラ、ウラジロナナカマド、チングルマ。


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黒岳石室から御鉢平展望台までは、広いお花畑の中を歩く。

「快適な高原歩き」といった感じです。

左は、エゾコザクラ。右は、コマクサ。可憐です。


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北鎮岳分岐の手前の急な雪渓。

通常はアイゼンが必要ですが、ガイドさんがステップを切ってくれた。

45人の団体ですから、アイゼンの付け外しの時間を短縮できた。

それでも雪渓が大きく傾斜が急で、結構怖い。

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北鎮岳分岐から御鉢平を左に見ながら中岳へ向かう。

ガスが切れてきて、御鉢平や北海岳が見渡せる。

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ヨツバシオガマ。積雪が多いのか背丈が低い。

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間宮岳分岐を過ぎると、旭岳がガスの間から見えてきた。

旭岳はでかい。

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裏旭野営地付近から縦走路(間宮岳方面)を振り返る。

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裏旭野営地はすぐそこ。

大きな大きな旭岳が目の前に。山頂にたくさんの人影が見える。

小休止して、最後の雪渓に取り付く。

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急な雪渓を登り、歩きにくいガレ場を上り詰めると旭岳の山頂。

すばらしい眺望が私たちを迎えてくれた。

ギザギザの山頂のトムラウシ山。

アプローチが長く、厳しい山行になると思うが、一度は挑戦してみたい。

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東側を見下ろすと、地獄谷や姿見の池が見え、その高度差に圧倒される。

緑の大地に雪渓が美しい。

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トムラウシ山方面の山々と、これまで歩いてきた縦走路を望む。

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少し長めの休憩をとり、遥か下に見える姿見の池をめざす。

大雪の山々を眺めながら標高差約700m下る。

結構しんどい。


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姿見の池から旭岳を望む。


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16時に姿見駅に到着。

黒岳7合目から姿見駅まで、約9時間で歩けた。

ほぼ、予定通りのコースタイム。

45人の団体で、誰もリタイアせずに完走できたのは驚異的です。

みなさん、凄いです。最高年齢の方は83歳でした。

良い山行でした。




大雪山は雄大な山でした。

次回は、晴れた日の大雪山を歩きたい。

また、秋の紅葉の季節にも登ってみたいです。


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