2011年秋 崋山ハイキング(中国・西安)


  <山行日程> 2011年10月15日(土)〜10月18日(火)

[1日目]  関西空港(17:30発) − 済南(乗継) − 西安(空港) − ホテル(泊)     
[2日目]  ホテル −<バスで約2時間>− バスターミナル − 崋山ロープウェイ乗り場 - <ゴンドラリフト>− 北峰駅 
       − 蒼龍嶺 − 金鎖関 − 北峰 − 西峰 − 南峰 − 北峰駅 −<ゴンドラリフト>
       − 崋山ロープウェイ乗り場 − バスターミナル − ホテル(泊) 
[3日目]  ホテル − 西安城壁ウォーキング − 始皇帝の大軍団<世界遺産>兵馬俑坑博物館 
       − 陽光麗都大劇院(唐代の歌舞ショー鑑賞) − ホテル
(泊)
[4日目]  ホテル − 西安(空港) − 済南(乗継) −関西空港(16:30着)

ツアー参加者>  12名   <クラブツーリズムの「あるく」というツアーに参加しました。     


西安の街は、秦の始皇帝の兵馬俑が有名で、一度は行きたかった所です。
今回登った崋山は、「中国に五岳(ござん)」のひとつで、中国の方にも人気でたくさんの観光客が来ていました。
コースは結構ハードです。急な石の階段が連続し、標高差もあります。
景色は最高に良い。大きな岩が聳え、人々を圧倒する。迫力がありました。
自然が作り出す造形に感動しました。

早朝の西安城壁ウォーキングは、ひんやりした街のムードと、数千年の歴史を感じて歩けたことが心に残りました。
いい旅でした。

    

[2日目]  ホテル −<バスで約2時間>− バスターミナル − 崋山ロープウェイ乗り場 - <ゴンドラリフト>− 北峰駅 

       − 蒼龍嶺 − 金鎖関 − 北峰 − 西峰 − 南峰 − 北峰駅 −<ゴンドラリフト>

       − 崋山ロープウェイ乗り場 − バスターミナル − ホテル(泊) 

早めの朝食をとり、西安の東方約120kmの場所にある崋山へ向う。約2時間で崋山の駐車場に到着。
天気が良く、山が朝日に照らされていた。崋山は、この山の後方にあります。
公園の専用バスに乗り換え、崋山ロープウェイ乗り場へ。

    

崋山ロープウェイ乗り場は、人でいっぱいでした。
待ち時間は、約1時間。中国人の「山好き」に驚かされます。
それと、ゴンドラリフトの凄さ。こんな山の中の岩山に、こんな乗り物を作ったパワー。ゴンドラリフトが小さく見える。

      

一枚岩のような白い大きな岩。でかいです。
ゴンドラリフトの標高差は約600M。
高度を上げていくと、ますます圧倒されます。

  


北峰駅に着くと視界が開ける。

谷の深さと岩の急峻さを感じる。

これから登る、蒼龍嶺や西峰も望めた。

  


北峰駅上部のホテルの横を通り、北峰へ。

北峰(1,614m)からの眺望もすばらしい。

周囲は切り立った壁で、覗くと怖くなる。

南側を見ると、馬の背のような尾根が続き、その先に西峰、東峰、南峰がそそり立っている。

壮観です。


  


狭い尾根の道を蒼龍嶺へ向かう。

岩を削りとったような壁の間を進んだ。

後方を振り返ると、青い空に北峰が聳えていた。

ドラえもんのように見えるのは、雪だるまでもなく、大きな岩が2個積み重なっています。

その下の建物はホテルです。

      


コース上には、急な岩場やクサリ場もありました。

凄いと思ったのは、この階段、積み上げたものではなく岩を削って作られています。




いよいよ、蒼龍嶺です。

手すりはあるが、右側が絶壁になっている。


    


蒼龍嶺の登りになると、傾斜が一段と急になった。


右側の手摺の下を除くと岩が切れ落ちている。
ちょっと怖い。
蒼龍嶺の階段も岩を削り取って作られていた。

後方を振り返る。
北峰が遠くなった。

蒼龍嶺上部からの眺望。
歩いて来たルートが見渡せた。

金鎖関からの眺望です。
かなり登ってきたので、
北峰やその後方の街や畑まで見渡せた。
高度感が凄い。良い景色です。



西峰と南峰の鞍部まで来ました。

まず、西峰へ登ります。


鞍部から西峰を望む。
岩の大きさに驚く。

振り返って、南峰方面を見る。
右側が絶壁です。

西峰の山頂から南方向の山々を見ています。
山々が連なり、中国の大きさを感じます。
クサリに繋がれているのは、たくさんの鍵です。

西峰の山頂は、こんな風になっています。
枯れた大木が印象的でした。

 

西峰と南峰の鞍部まで戻り、南峰へ向かう。

途中で西峰を振り返ると、なんと凄いところに西峰が聳えていることに感動です。

大きな直立の岩と、小さく見える人々。

    


岩の間から南峰の南側の険しい山々を眺めた。

谷を見ると、数百メートルも切落ちていて怖い。

       


南峰からの眺望もすばらしい。

大きな岩の上に山頂があって、その下が切れ落ちている。

天気が良かったためか、遠くの山々まで見渡せた。

    


南峰で雄大な景色を眺めて、東峰との鞍部へ向かう。

途中、西方向見ると西峰の稜線を人が蟻のように登っていく姿が見えた。

西峰山頂にも、たくさんの人が見える。

  


ゴンドラリフトの最終の
時間の関係で東峰へは登れなかった。

ちょっと残念。


東峰へ向かう稜線です。
次回は行ってみたい。

大きな岩の下を通る。
傾斜が急な階段を、頭を下げるようにして下った。
なんか、岩が倒れそうな気がした。

岩を削った階段を慎重に登ってポーズをとった。
ちょっと怖かったけど、気分よかった。

金鎖関。
赤い布がたくさんあります。これは、「恋人同士の願いの鍵」を赤い布と一緒にクサリに付けています。たくさんの人の願いが重なっています。


日が西に傾き、かなり下ってきました。

東の壁は、白く静かに立っている。谷が深くてかい岩です。




木の間から北峰、ホテル、ゴンドラリフトの北峰駅が見えます。

あんな細い尾根に、あんな建物をよく建てたものだと感心した。




北峰駅に着くと、予想どうり渋滞しています。

中国人の方がほとんどで、結局50分くらい待ちました。

振り返ると、蒼龍嶺が夕日に照らされていた。


ゴンドラリフトに乗れたのは、5時45分ごろでした。

中国人のパワーは凄いです。


[3日目]  ホテル − 西安城壁ウォーキング − 始皇帝の大軍団<世界遺産>兵馬俑坑博物館

      − 陽光麗都大劇院(唐代の歌舞ショー鑑賞) − ホテル
(泊)

快晴の朝です。
早めに朝食を済ませ、西安城壁ウォーキングへ出発。
明の時代に作られた城壁は、周囲13.7km。高さは12m。上部の幅は12m〜14mある。
私たちは西の城門から入り、南の城門まで歩いた。約4kmを1時間少しかけてのんびり歩いた。
朝が早いためか、歩いている人が少なく静か。空気がひんやりして、気持ちの良い散歩を楽しんだ。
城壁の外の緑地を見下ろすと、近くの方が卓球やバドミントン、太極拳などをしていた。

    


午後は秦の始皇帝の大軍団、兵馬俑坑博物館へ。
兵馬俑は世界遺産で、西安最大の観光地。1974年に偶然農民に発見され、1987年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。
俑の総数は、すべて発掘されれば、武士俑8000体、戦車が100台、陶馬が600体にのぼると推定されています。
兵士は実物大で一体一体異なり、顔の表情や髪形、服装など実際の兵士をモデルに、丹念に創られています。
2200年前にこのような大規模な兵馬俑が作られていたことに驚きます。

    


夜、オプショナルツアーで唐代の歌舞ショーを見に行きました。
その踊りは華麗で優雅。男性は力強く、女性はみな美しかった。
見ていて飽きない。
期待していなかったのですが、予想以上に華やかで楽しかった。
いいものを見せて頂きました。

    


ホテルに返ったのは、10時前になりました。

楽しい1日でした。




西安は見所いっぱいです。

崋山へは観光客の少ない時期に、もう一度登りたい。


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