2012年夏 乗鞍岳・剣ヶ峰
<山行日程> 2012年8月8日(水)〜8月9日(木)
[1日目] 大阪 −<バス>− 乗鞍高原 − 善五郎の滝 − 牛留池 − 乗鞍高原温泉・山荘やまよし(泊)
[2日目] 山荘やまよし − 畳平 − 乗鞍岳・剣ヶ峰 − 畳平 − 平湯(入浴) −<バス>− 大阪
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「初めての北アルプスはここから! 手軽に登れる3000m峰 乗鞍岳・剣ヶ峰」へ行ってきました。
クラブツーリズムのバスツアーです。
今回も天候に恵まれ、穂高連峰や南アルプスの美しい山々を見ることができました。
乗鞍高原温泉の白濁の湯も楽しめました。星空を見ながらの露天風呂も印象に残っています。
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乗鞍高原に着いて、ミニハイキングに出発です。
約1時間の行程で、木陰の道を歩きます。
善五郎の滝は水量が多く豪快な滝。水しぶきが霧になって流れていました。
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牛留池の周囲の木道を一周します。
大きくはないけれど、静かな、ひっそりとした池。
乗鞍岳に雲がかかっていなかったら、池に山並みが映るらしい。
綺麗な池でした。
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ハイキングを終えて、「乗鞍高原温泉・山荘やまよし」へ。
登山ガイドの松場さん(信州まつもと山岳ガイド協会やまたみ)より、登山講習会がありました。
靴紐の結び方や、山でのマナー、熊に遭遇したときの対処方法など、良いお話が聞けました。
その後は温泉に入り、美味しい夕食。ビールが美味しい。
寝る前、再び温泉へ。
露天風呂で一人、星空を眺めていた。静かに時が流れます。
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7時、山荘やまよしを出発。
バスは乗鞍エコーラインを登り、乗鞍岳が美しく見えるところで止めてくれました。写真タイムです。
乗鞍岳のハイマツの面積が世界1という。ハイマツの緑が綺麗。
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<左の写真>剣ヶ峰、蚕玉岳(白く見える山)、朝日岳。
8時10分、畳平の駐車場(標高2702m)に到着。
8時25分、畳平を出発。45人の参加者を2グループに分ける。私は2班に入る。ガイドは若くてかっこいい寺田さんです。
駐車場の南側には、お花畑が広がっています。
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鶴ヶ池を左に見ながら県境広場へ。
池の後方に穂高連峰が大きく見えた。
鶴ヶ池の周囲や登山道のすぐそばに、イワギキョウやコマクサがたくさん咲いていた。
コマクサは見ごろを少し過ぎていて残念。次回は7月の中旬から下旬に来たい。
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不消ヶ池(きえずヶ池)を右に見ながら、緩やかな舗装の道を歩く。
雪渓と青く澄んだ水の色が印象的です。
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左にハイマツの緑と乗鞍エコーラインの九十九折の道を見ながら進む。正面に剣ヶ峰が聳える。
雄大な景色です。
肩の小屋と赤い屋根の「東大宇宙線研究所」が見えた。
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9時15分、肩の小屋に到着。
小休止とトイレ休憩。
正面に大きな朝日岳。左後方に剣ヶ峰が見える。
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9時30分、肩の小屋を出発。
ルートは、朝日岳の東斜面をジグザグに登る。結構険しい道です。
コマクサが砂礫の斜面にたくさん咲いていた。大規模な群落です。
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かなり登ってきました。
東側からガスが沸いてきました。
穂高の山々や水晶岳などの山々が綺麗です。
日が高くなると雲が出てくるという。
コマクサの大群落と乗鞍エコーラインです。
蚕玉岳(こだま岳)から剣ヶ峰まではあと少し。
白い雲が太陽の光を受けて輝いていました。
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山頂直下からの眺望です。
(左)白い山が蚕玉岳。登ってきた登山道が一望できた。
(中)雲が湧き上がり、その向こうに槍ヶ岳が顔をのぞかせている。
(右)乗鞍高原側の乗鞍エコーライン。ハイマツの緑が鮮やかです。
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10時50分、剣ヶ峰(3025.6m)に登頂。
乗鞍本宮奥宮にお参りして、登山の無事などをお願いしました。
山頂からの眺望は素晴らしい。
南に木曽の御嶽山を望む。北側の穂高連峰や薬師岳などの3000m級の山々に雲がかかってきた。。
東側の南アルプスなどは雲に覆われて何も見えない。少し残念。
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11時5分、下山開始
登ってきた道を下る。
12時5分、肩の小屋に到着。昼食をとった。
ハイマツが綺麗です。
白い雲が沸いて流れていきます。弁当を食べながら飽きずに眺めていました。
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畳平の駐車場まであと少し。
ガスがお花畑の上を流れています。
お花畑には可憐な高山植物がいっぱい咲いていました。
左から、イワツメクサ、モミジカラマツ、クロユリ、イワギキョウ。
13時10分、畳平の駐車場に到着。
参加者全員が登頂して無事下山できた。
ガイドさんの話では、「急にバスで2700mまで登ると、一人か二人は高山病になりリタイアすると言う。今回はみなさん体調が良かったようで本当に良かった。」と言ってくれた。
飛騨側の乗鞍スカイラインを下り、平湯温泉のバスターミナルへ。
温泉に浸かり、ゆっくり汗を流しました。
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今回も天候に恵まれ、いい山行でした。
肩の小屋に泊まって、ゆっくり登りたいと思いました。
早朝の山を眺めたい。満天の星も見たい。
咲き始めのコマクサの群落を見たい。
また、来たいです。
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