2012年秋 四国の名峰、剣山と石鎚山


  <山行日程> 2012年10月30日(火)〜10月31日(水)

[1日目]  神戸・三ノ宮 −<バス>− 剣山登山口・見の越駅 −<登山リフト、約15分>− 西島駅 
       − 大剣神社 − 剣山山頂 − 大剣神社 − 西島駅
 −<登山リフト、15分>
       − 剣山登山口・見の越駅 −<バス>− 道後温泉・ホテル ルナパーク(泊)

     

[2日目]  ホテル ルナパーク  −<バス>− 山麓下谷駅 −<石鎚登山ロープウェイ、約8分>− 山頂成就駅
       − 石鎚山山頂・天狗岳 − 山頂成就駅 −<石鎚山ロープウェイ、約8分>− 山麓下谷駅 
       −<バス>− 三ノ宮 − 大阪
          


「四国の名峰、剣山・石鎚山と名湯道後温泉 2日間」へ行ってきました。
トラピックスのバスツアーです。
この二つの山は、一度登ってみたいと前々から思っていました。
今回は一泊のツアーで二つの山を登れた事が嬉しかった。
剣山と石鎚山では、歩く時間も山容も違いはあるけれど、どちらも標高が2000m近くあり、大きな山でした。
天候にも恵まれ、山頂からの景色は素晴らしかった。
楽しい山行でした。

明石海峡大橋と大鳴門橋を渡って四国へ。
剣山へ通じる道は、狭くて谷が深い。秘境という感じ。
剣山登山口付近の紅葉は丁度見ごろでした。

見ノ越駅から登山リフトに乗ります。周囲のカエデやモミジの葉は、ほぼ落ちていて少し残念。約15分で西島駅へ。



13時25分、西島駅を出発。
行きは尾根道コース(960m、約40分)を登ります。
傾斜はきついけれど、歩きやすく景色は良い。
ゆっくりゆっくり歩いた。唐松の紅葉が綺麗です。
山頂直下の剣山本宮で登山の無事と私自身や家族の健康をお願いしました。

  

ガスが沸いてきました。風も出て少し寒い。
ガスが流れると、山に日が差してとても綺麗です。

14時10分、剣山(1,955m)に登頂。
山頂付近は、背の低い笹に覆われています。広い草原のよう。
なだらかな草原の尾根筋を眺めていると、縦走してみたい気持ちになりました。

        

次回は、山頂にある小屋に宿泊したい。山頂からのご来光を見てみたい。
周辺の山々を歩いてみたい。

集合の時間が迫ります。
帰りは大剣道コース(1,200m、約1時間)を下る。
野生でしょうか、登山道を横切るシカを見ました。
気持ちよく下って、西島駅へ。
リフトを降りると、ヤマガラが登山客を迎えてくれました。
この「ヤマガラ」、よくなついていて、駅のスタッフの手の上で餌をもらっていた。
可愛かった。




午後4時の集合に余裕で間に合いました。

これから、道後温泉へ向かいます。

宿泊は、ホテル ルナパーク。

食事も美味しく温泉も気持ちよかった。



7時0分、ホテルを出発。
行程が長いため、早めの出発です。

石鎚山ロープウェイを利用して成就駅へ。(約8分)
成就駅から整備された道を石鎚神社中宮成就社まで歩く。

  


成就社の前で、山伏の格好の山岳ガイドさんが出迎えてくれた。ちょっとびっくりです。
今回は50名の参加者に3名の山岳ガイド。
出発の前に「ご神体が石鎚山」という、石鎚神社にお参りして、登山の無事をお願いしました。

9時50分、成就社を出発。法螺貝を吹いているガイドさん、かっこいい。

    

石鎚山山頂までの標高差は約680m。結構キツイ登りが続きます。
カエデの紅葉の後方に石鎚山山頂が見える。
「試しの鎖」を下から見上げ、左側を迂回。
前社ヶ森小屋で小休止。
振り返ると「試しの鎖」の降り口が見えました。急なクサリ場が聳えていました。

    


視界が開けると
石鎚山の険しい山頂が見えてきました
結構歩いたけれど、山頂まではまだまだ遠い。
山に日が差して、木々の美しさが際立つ。

「一の鎖」の上り口で、ツアーから離れる事にしました。(ツアーの離団届けを提出して別行動をとる。)
今回のツアーは、「一の鎖」などの危険な場所は登らず迂回し、天狗岳へも行かないことになっていました。私としては、鎖場も登ってみたいし、時間があれば天狗岳へも行ってみたいと思いました。

早速、「一の鎖」に取り付きます。
傾斜は急ですが、足場はしっかりしている。鎖は太く、安定していて登りやすかった。
楽しいルートです。

       
             
  


次は、「二の鎖」。
下から見上げると、かなり急で長い。
鳥居を潜り、一歩づつ慎重に登る。

    


登りつめて、
下を見るとちょっと怖い。
目を上に上げると、登ってきたルートが一望できた。
成就社が遠くに見えた。

  
 

「三の鎖」は工事中の為、通行止め。

右側のルートを迂回する。

山頂小屋の前からの景色です。南側の山々が見渡せた。





12時30分、石鎚神社頂上社(弥山、1,974m)に到着。

ツアーの本体が登ってくるまでに少し時間があったので、天狗岳へ行くことにした。
左側が切り落ちたヤセ尾根を慎重に進む。
紅葉の美しい時期はかなりの渋滞があったらしい。


  
    


12時40分、天狗岳(1,982m)に登頂。

四国の最高峰に立って、周囲の山々を眺める。最高でした。
今回の登山ルートがすべて見渡せます。
良い景色です。

もっと留まりたかったけれど、頂上社へ戻ることに。
ガスが山肌を這う。南側の山々と頂上社が一瞬見えなくなった。
狭い尾根は、右側(北側)が崩落してナイフのように切れ落ちている。
覗くと足がすくむ。

      


12時53分、石鎚神社頂上社に戻る。

ツアーの本体が到着していて、昼食が始まったところでした。
無事、合流できました。
神社にお参りして、急いで弁当を食べた。



13時15分、法螺貝の合図で頂上社を出発。
天狗岳とそれに続く急峻な尾根を目に焼き付けて下ります。
法螺貝を吹く姿はかっこいいです。

  


15時20分、成就社に到着。
山岳ガイドと別れ、山頂駅へ。
石鎚登山ロープウェイで下山。

ツアーバスで神戸、大阪へ帰ります。
帰宅はかなり遅くなりました。


 


今回も天候に恵まれ、いい山行でした。

どちらの山も、やっぱり山頂小屋に泊まりたい。

朝日を浴びた山々や、夕景の山や空を眺めたくなりました。

また、来たいです。



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