[1日目] 新大阪駅前の駐車場 −<バス>− 戸台口 − 北沢峠・長衛小屋(旧北沢駒仙小屋)(泊) |
南アルプスの甲斐駒ヶ岳と仙丈岳へ行ってきました。 |
戸台口で「南アルプス林道バス」に乗り換え、北沢峠・長衛小屋へ。
長衛小屋は新しい小屋で設備が良い。
布団は一人1枚。スペースは1畳分ありゆっくり眠れました。畳が新しく良い匂いがしてました。
小屋の前には、ヤナギランやホタルブクロの花が咲いていました。
5:35 長衛小屋を出発。 |
小屋の前の橋を渡り、仙水峠へ。
白い綿のような、泡のようなコケがありました。珍しい。(右下の写真)
少しだけ青空が見えて、雲が沸き立ってきました。
高山植物が綺麗です。
崩壊の危険がある岩場に差し掛かったので、全員ヘルメットを装着する。
甲斐駒ヶ岳の荒々しい岩場が見えてきました。
私たちは危険な直登コースは登らず、右にトラバースして比較的登りやすい巻道コースを進む。
ダケカンバの林を抜け、いよいよ核深部へ。
ガスが出てきました。
崩壊が激しい花崗岩の山は滑って歩きにくい。
魔利支天の白い岩が右に見える。(右下の写真)
砕けた荒い砂地に白い花が咲いています。逞しいです。
もう少しで山頂です。
10:35 甲斐駒ヶ岳(標高 2,965m)山頂に到着 |
山頂には祠があって、中に仏像が祭られていました。
弁当を食べて、しばらく休憩。
ガスに包まれて、なかなか周囲の山々を見せてくれません。
ガスの中を下山です。
少しだけガスが流れ、下るルートが見えました。
白い山肌を一気に下る感じ。
大きな岩がたくさんあって荒々しい山です。
魔利支天が雲の上に頭を出した。良い感じ。
六方石。
でかい石です。下を歩いている人が小さく見えます。
駒津峰からは、双児山を通り北沢峠へ下る。
途中から雨が降り出し、小屋に着く頃は土砂降りになりました。
15:00 北沢峠に到着。 |
小休止して長衛小屋へ。
昼前まで雨が降らなくて良かったです。
3日目は早朝3時起床です。
仙丈岳へのハードな登山と下山の時間を考慮して、早めの出発となりました。
山岳ガイドの判断です。
ヘッドランプを付けて樹林帯の中を登る。
かなりの急登でしんどかった。
6:25 五合目(大滝頭)に到着。 |
樹林帯を抜けるとガスが切れた。青空が見え、緑の山が目に眩しい。
右下の写真は、昨日登った仙水峠です。
お花が綺麗。
ヨツバシオガマ、チングルマの綿毛、トウヤクリンドウ。
7:40 小仙丈ヶ岳(標高 2,855m)に到着。 |
ガスが出てきました。ちょっと不安。
稜線は岩場が少しあって、楽しく歩けます。
チングルマの綿毛が、身持ち良さそうに風に揺れていました。
心地よい稜線歩きです。山が綺麗。
右下2枚の写真は、小千丈沢カールです。
仙丈岳山頂の雲が晴れそうです。
雲海が遥か下に見えます。後ひと登り。
9:10 仙丈岳(標高 3,033m)登頂 |
良い景色です。山の緑が綺麗。
眼下に藪沢カールと仙丈小屋が見えます。
登ってきた小仙丈尾根をガスが流れる。
山が表情を変える姿を眺めているのが楽しい。
もっともっと眺めていたい。
弁当を食べて・・・・、もう下山です。時間がすぐに過ぎる。
北岳が雲のノ上に頭を出しました。(左下の写真) 意外と近くに見えた。
仙丈小屋まで一気に下ります。
北東方向に、昨日登った甲斐駒ヶ岳が姿を見せてくれました。
仙丈小屋は藪沢カールの底に建っています。
仙丈岳に登るにも、眺めるのにも良い小屋です。
一度泊まってみたい小屋です。
お花が多かった。
仙丈岳も仙丈小屋も遠くになりました。
馬の背ヒュッテの前で山岳ガイドさんと記念撮影をしました。
五合目(大滝頭)へ向かう。
五合目から樹林帯を下り北沢峠へ。
13:30 北沢峠に無事到着 |
南アルプス林道バスで戸台口へ戻り、温泉に浸かる。
ゆっくり入れて、気持ちが良い。
後のビールとお蕎麦が美味しかった。
今回も天候に恵まれました。 |