2015年夏 宮之浦岳登山


  

<山行日程> 2015年7月10日(金)〜7月12日(日)    クラブツーリズムの「あるく」というツアーです。

[1日目]  新大阪駅(8:18発) − 新神戸駅(8:32発) − 博多駅 − 鹿児島中央駅

       −<タクシー>− 南埠頭 〜<ジェットフォイル>〜 宮之浦(15:10着) − 益救神社(安全祈願)

       民宿・屋久島(泊)

[2日目]  民宿・屋久島 − <ガイドさんのワゴン車>− 淀川登山口 − 淀川小屋 − 花之江河

       − 宮之浦岳(標高1,936m・九州最高峰) − 
花之江河 −淀川小屋 − 淀川登山口 

       − 紀元杉 − 民宿・屋久島(泊)  
          <歩行 約22km、約10時間>

[3日目]  民宿・屋久島  白谷雲水峡(神秘的の森を約90分ハイキング) − 千尋の滝(落差約60mの滝)

       − 
宮之浦 〜<ジェットフォイル>〜 南埠頭 <タクシー> 鹿児島中央駅− 博多駅 −

       −
新神戸駅(22:15着)       <歩行 約1時間30分>

       

           



【登山の旅】登山中級A 往復新幹線&高速船利用! 屋久島を歩こう! 縄文杉と宮之浦岳選べるプラン 3日間」のツアーに行ってきました。

台風が沖縄を通過した後のツアーで、登山が出来るか心配しましたが、何とかチャレンジできました。
風が強く、雨がいっぱい降りって、靴も体もびしょぬれになりました。
山頂付近は風が強く、ガイドさんが、いつ「登山中止にしましょう。」と言うかわからない状態で登りました。
そんな中、無事、宮之浦岳山頂に立つことができました。
強風の中、周囲の景色は何も見えませんでしたが、とてもラッキーな気持ちになりました。

カッコいい現地ガイド、
神崎真貫雄さんに感謝です。



新神戸駅から「のぞみ99号」に乗車(8:30発)し、博多駅へ。博多駅から鹿児島中央駅間では「さくら407」に乗りました。
さくら407号は座席の幅も奥行きも広くて、乗り心地はとても良かった。別の機会でも乗ってみたいと思いました。

南埠頭から屋久島まで高速船・ジェットフォイルを利用。約2時間の船旅です。
台風の影響で少し揺れましたが、無事、屋久島に到着しました。


南埠頭から、桜島が正面に見えました。

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外海に出て、後方を見ると、2年前登った開聞岳の美しい姿が見えました。

[2日目]  民宿・屋久島 − <ガイドさんのワゴン車>− 淀川登山口 − 淀川小屋 − 花之江河

       − 宮之浦岳(標高1,936m・九州最高峰) − 花之江河 −淀川小屋 − 淀川登山口 

       − 紀元杉 − 民宿・屋久島(泊)            <歩行 約22km、約10時間>


起床は、4:00。民宿の玄関前に4:45集合。

かなり早い出発です。

ツアー参加者20名の内、3人が宮之浦岳へ登ります。


ガイドさんのワゴン車で、淀川登山口へ。

雨が降っています。ワゴン車の中で朝食の弁当を食べる。

6時20分、淀川登山口を出発


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淀川小屋で小休止。

小屋を過ぎてすぐの所に、世界自然遺産地域の標識が有りました。

ここから、世界自然遺産の領域に入ります。

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淀川に架かる橋です。

雨にぬれ、しっとりとして良い感じです。

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樹林帯の中を黙々と歩く。

大きい岩の陰で小休止。

幹が茶色の木は、シャクナゲです。根が逞しく絡んでいる。

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花之江河。

箱庭のような不思議な風景です


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花之江河。

湿原のようなお花畑は、静かで落ち着いた雰囲気。

霧に包まれた風景は幻想的です。

晴れていたら、もっともっと綺麗だろうな・・・と思いました。


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深い森です。1枚岩の斜面をなめる様に水が流れていました。

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大きな岩を越えて登る。

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小さな可愛い花が咲いていました。

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低い木か増えて、視界が少しだけ広がります。

まだ、雨とガスが濃い。


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少しだけガスが流れて、周囲の山が見えました。

緑が綺麗です。


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山頂が近い。巨大な岩の横を通ります。

デカイ岩で丸みおびた岩が美しい。


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山頂がガスの中から顔を出しました。

風が強くて飛ばされそう。

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11時35分、宮之浦岳(標高1,936m・九州最高峰)に登頂

強風の中、ガイドさんと記念撮影。

なんとか登頂できたことが、とても嬉しかった。

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山頂からの眺望は全く無かったけれど、満足感でいっぱい。

一等三角点の標識がどっしり座っていました。


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風が強いため、急いで下ることに。

11時50分、宮之浦岳を出発。 登ってきた道を下る。

岩のモニュメントのような栗生岳を右に見て、ヤクザサの中を下る。

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モアイ像のような岩がありました。

緑の木々と、岩の造形が綺麗です。


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ルートの横に携帯トイレブースが設置されています。

ヤクザサの群生と花崗岩の石群が美しい。


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小さな沢は藻やコケが群生している。

水が綺麗。


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小さい白い花が咲いていました。

ランのような可愛い花です。

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枯れた大木が木々の中にそそり立っています。

枯れても逞しさを感じます。

眺望はありませんが、山肌をガスが流れる様子は壮観です。


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登山道が川のよう。

ジャブジャブ歩きます。


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巨岩の下で雨をよけ、遅い昼食です。

ガイドさんが味噌汁をご馳走してくれました。

あったかくて美味しかった。


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岩肌を水が流れ藻が生えています。

足元に注意しながら沢を下る。


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ガイドさんが「屋久島の固有種のコケ」と言っていました。

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淀川小屋近くの橋です。

水が澄んで緑が綺麗。紅葉の季節は一層美しいと思います。。


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淀川小屋でトイレ休憩。ヤクシカの親子が姿を見せてくれました。

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あと少しで淀川登山口です。

立派な屋久杉の横を通る。見上げるとでかいです。


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17時05分、淀川登山口に無事到着

全員(3人)無事帰ってきました。

ガイドの神崎真貫雄さん、有難うございました。


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民宿へ帰る途中、樹齢3,000年という、紀元杉を見る事が出来ました。

駐車場のすぐそばにある紀元杉は、下から見上げると森の主のようでした。

階段を下って木の周りを一周します。

木の幹に手をあてて、紀元杉のエネルギーを少しだけ頂きました。

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幹の周囲は、8.1m。デカイ。

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紀元杉も見れて、得をした気分です。




翌朝は、白谷雲水峡で約90分のハイキングです。

小雨は降っていましたが、神秘の森と、樹齢3,000年以上の屋久杉を見ます。


憩いの大岩を登り上流へ。

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水量が多く、迫力ある流れ。森の緑が綺麗です。

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さつき吊橋の真ん中まで渡り、雲水峡の上流を望む。

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巨木が倒れ、そこにコケが生えて・・・、自然の営みの神秘を感じた。

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二代大杉も樹齢3,000年以上。

杉の大木の上部に新しい杉が生え、共に成長しています。

中心部分が空洞になっても、逞しく生きている。

ゴツゴツした巨木を見ていると、人を圧倒する迫力を感じます。


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新しい命が芽生えています。

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弥生杉です。

幹が茶色で、胸高周囲が8.1mもある。凄いです。

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千尋の滝を見学。

落差約60mの滝は、一枚岩のV字谷を豪快に流れ落ちる。

迫力ある滝でした。


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屋久島の観光を終えて、ジェットフォイルで鹿児島の南埠頭へ。

鹿児島中央駅から新幹線で新神戸へ帰りました。

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屋久島は自然がでかくて、手付かずの森りがいっぱい残っています。

天気の良い日に登りたいと思いました。

やっぱり贅沢でしょうね。

宮之浦岳や屋久杉、その他、屋久島の森にまた会いに来たいです。


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