2015年 立山縦走



  <山行日程> 2015年8月6日(木)〜8月8日(土)

[1日目]  神戸・大阪 −<マイカー>− 立山駅前駐車場 −<立山ケーブル>− 美女平 − 室堂
       − 雷鳥荘 − 称名川 − 雷鳥荘(泊)
     

[2日目]  雷鳥荘 − 室堂山荘 − 一ノ越山荘 − 雄山 − 大汝山 − 富士の折立 −大走り
       − 称名川 − 雷鳥荘(泊)

[3日目]  雷鳥荘 − 室堂 − 弥陀ヶ原 − カルデラ展望台 − 弥陀ヶ原散策 − 弥陀ヶ原ホテルで休憩
       − 美女平 − 立山駅前駐車場 −<マイカー>−  大阪・神戸
          


今回はクラブツーリズムのツアーではなく、マイカー利用で雷鳥荘に2泊しました。

2日目は、雄山に登り大汝山から富士の折立まで縦走しました。
天候にも恵まれ、素晴らしい景色を見ることが出来ました。
そして、8人が全員完走できました。凄いと思います。
良い山行でした。



室堂に着いて、雷鳥荘まで遊歩道を歩きます。

ミクリガ池の畔で、ダイモンジソウが咲いていました。

山の稜線にはガスが掛かっています。

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整備された道を気持ち良く歩く。

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雷鳥荘まで約40分。チェックインを済ませ、称名川まで下る。

ウサギギクとミヤマキンポウゲ。黄色い花びらが鮮やかでした。

小さな雪渓を下って、木の橋を渡ります。

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室堂乗越へ向かう。

木道を少しだけ進むと、お花畑が開けた。

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チングルマは綿毛になっている花もありました。

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称名川には雪渓が残っていました。

後方に、奥大日岳が聳えています。

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ガスが流れ、山に光が差し山の緑が一層鮮やかに。

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雷鳥荘に戻って、温泉に浸かる。

展望風呂から見る、大日連峰の山並みは実に美しい。

夕暮れ時、外に出て夕日に染まる雲を眺めた。

青い空と茜色の雲は、人の心をうっとりさせます。

山のシルエットを浮かび上がらせ、とても綺麗です。

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夕食後、星空の鑑賞会がありました。

雷鳥荘のスタッフが天体望遠鏡をセットして、輝く星を見せてくれます。

土星のリングが見えました。

空気が澄んでいるのでしょう、星が近くに見えました。


[2日目]  雷鳥荘 − 室堂山荘 − 一ノ越山荘 − 雄山 − 大汝山 − 富士の折立 −大走り
       − 称名川 − 雷鳥荘(泊)


快晴の朝です。

西の空、地獄谷後方の雲が赤く染まりだす。

山に日が当たり、緑が輝きだした。

少しずつ変わる朝の山々を、飽きずに眺めていました。

大好きな時間です。

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朝食を終えたころ、ようやく真砂岳の上に太陽が顔を出した。

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7時20分、雷鳥荘を出発

準備体操をして出発します。

青い空が綺麗。ハイマツの緑が鮮やかです。

リンドウ池のコバルトブルーの水。とても美しいと思いました。

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剣御前岳から別山、真砂岳、大汝山、雄山、浄土山までくっきり見えます。

立山の山々が、私達を包み込むように聳えています。

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ミクリガ池の澄んだ青い水。

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ミドリガ池。

逆さ立山も良いです。

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チングルマの綿毛。

朝の光を浴びて嬉しそう。
  
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室堂山荘の前で小休止。

これから、一の越へ向かう。

雪渓歩きは変化があって楽しい。

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別山方面です。

チングルマが見ごろでした。

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雪渓の上方に白い月が出ていました。

室堂の後方には大日連峰が見えました。(右)

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イワヒバリがハイマツの枝に止まっています。

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イワツメクサとお花畑です。

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雄山の山頂付近を雲が流れる。

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アオノツガザクラとイワギキョウ。

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9時20分、一の越山荘に到着

西方面は、室堂と大日連峰。(左)

東方面は、薬師岳、後方に槍ヶ岳、穂高連峰まで見えました。(右)

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雄山の急斜面をたくさんの登山者が登っています。

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急な岩場を慎重にゆっくり登る。下を見るとかなり怖い。

途中、小さな祠がありました。

室堂が遥か下に見えます。あと少し、頑張ろう。

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竜王岳の後方に五色が原。

その後方に山容が美しく、どっしりとした薬師岳が聳える。

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トウヤクリンドウとイワギキョウ。

厳しい自然の中で可憐に咲いていました。

小学生の団体でしょうか、雄山登頂を終えて下ってきます。

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11時05分、雄山に到着

無事登頂。

少し雲が出てきましたが、良い景色です。

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雄山神社の山頂の社でご祈祷をして頂きました。

神主さんの直々の御祓いとお話は、とても貴重な物と感じました。

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11時50分、雄山を出発

楽しい縦走の始まりです。

剣岳が縦走路の先に小さく見えます。

荒々しい岩の山を進む。

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黒四ダムが眼下に。

チシマギキョウが岩の陰でひっそり咲いていました。

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大汝山の山頂に若い方が登っています。落ちないかな?

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12時30分、大汝山に登頂

大汝山で記念撮影。

360度の眺望。ほんと良い景色でした。

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昼食を含め、50分ほど休憩しました。

13時30分、富士の折立に到着

山頂にはガスが掛かっていたので、そのままスルー。

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急なガレ場を慎重に下る。

内蔵助カールを右に見ながら大走りとの分岐へ。

室堂方面(西側)からガスが湧き上がる。(右端)

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真砂岳との分岐で左に折れ、大走りを下り称名川へ。

大走りの長い長い下りです。

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チングルマが可愛い。疲れを癒してくれます。

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しんどい下りでしたが、なんとか称名川まで降りました。

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テント場から雷鳥荘まで急な階段が続く。

この30分は、疲れた体につらい。

テント場の後方に、大走りの長い尾根道を望む。(左)

地獄谷に太陽の光が反射していた。後方は奥大日岳です。(右)

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17時30分、雷鳥荘へ無事到着







3日目も快晴の朝です。

山が綺麗。雲が綺麗。

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もっと泊まっていたいけど、雷鳥荘を後にします。

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剣岳の山頂が頭を出した。

また、登りたくなります。

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ミクリガ池は立山の峰を水面に映しています。

天狗平と雲海。富山平野は雲の下です。

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室堂から高原バスに乗り、弥陀ヶ原へ。

車窓から剣岳の雄姿と立山を望む。

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弥陀ヶ原で途中下車。

帰りのバスの予約をして、周辺を散策です。

まずは、カルデラ展望台へ。

眼下に立山カルデラ、正面左から竜王岳、ザラ峠、鳶山、右方向に薬師岳。

屏風のように広がる山々は、雄大で美しい景色でした。

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弥陀ヶ原ホテルに戻り、次は弥陀ヶ原散策です。

正面に大日岳が聳える。

木道を下り、弥陀ヶ原の中心部へ。

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モウセンゴケです。小さな白い花が咲いていました。

可愛いです。

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ワタスゲの群落。

ワタスゲが綿毛を飛ばす瞬間です。

強い風に吹かれて飛び立つ様は、ちょっと感動ものです。

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ガキの田と弥陀ヶ原、大日岳を背後に従えた風景。

飽きないですね。楽しい散策でした。

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弥陀ヶ原高原ホテルのロビーで、しばらく休憩。


高原バスで美女平へ。

立山ケーブルで立山駅前の駐車場に戻りました。

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立山は何度来ても楽しいところ。

温泉は良いし、山々が雄大で美しい。

今回同行した、楠本さん、坂口さん、益田さん、有難うございました。


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