2016年 キリマンジャロ登頂(アフリカ・タンザニア)


  <山行日程> 2016年1月14日(木)〜1月23日(土)

[1日目 1/14(木)]  関西空港(22:40発) − 
    

[2日目 1/15(金)]  − ドーハ(乗継) − キリマンジャロ空港(タンザニア、14:25着) − モシのホテル(泊)  

[3日目 1/16(土)] モシのホテル −<マイクロバス>− マラングゲート(登山ガイド・ポーターと合流、標高:1,820m) 
             − マンダラハット
2,730m、泊) 
                                                         <約 4時間>
                                             021

[4日目 1/17(日)]  マンダラハット2,730m) − ホロンボハット3,720m、泊
                                                         <約 6時間>
                                             047

[5日目 1/18(月)]  ホロンボハット3,720m) − ゼブラロック4,150m) − ホロンボハット3,720m、泊) 
                                                         <約 2時間30分>
                                             078

[6日目 1/19(火)]  ホロンボハット3,720m) − キボハット4.703m、約5時間の仮眠
                                                         <約 6時間>
                                             109

[7日目 1/20(水)]  キボハット深夜 23:10発) − ギルマンズ・ポイント(5,681m) − ステラ・ポイント(5,756m)
             − ウフル・ピーク(5,895m)登頂(午前 7:00) − ステラ・ポイント − ギルマンズ・ポイント
             − キボハット(昼食・休憩) − ホロンボハット(3,720m) (泊)
                                                         <約 14時間>
                                             146

[8日目 1/21(木)]  ホロンボハット(3,720m) − マンダラハット2,73m) − マラングゲート(1,820m、昼食)
             −
<マイクロバス>− アルーシャ(泊)
                                                         <約 7時間>
                                             
196 

[9日目 1/22(金)]  アルーシャのホテル − <専用車> − アルーシャ国立公園のサファリ
             − <専用車> − キリマンジャロ空港(15:25発) − ドーハ(乗継)

                                             
275 

[10日目 1/23(土)]  − 成田空港(16:55着、20:45発) − 関西空港(22:15着)

ツアー参加者>  8名  (私の他、高知県、兵庫県の方、関東の方5名、が参加されてました。) 

            <西遊旅行の「ゆったりキリマンジャロ(5,895m)登頂 10日間」のツアーに参加しました。>

 



アフリカ・タンザニアのキリマンジャロ(標高5,895m)へ行ってきました。

キリマンジャロ登山は、しんどいしんどい登りの連続でしたが、何とか登頂することが出来ました。
山頂アタックの日は、深夜11時過ぎに出発しヘッドランプを付けて登ります。
ギルマンズ・ポイント(5,681m)までは急斜面をジグザグに登り、夜明け前に到着しました。
前の人に付いていくのが精一杯で、ハアハアの連続でした。
ガイドさんとポーターさんから頂いた、熱い紅茶が美味しかった。
ウフル・ピークまで、まだ標高差で200mあります。
ポレポレ(ゆっくりゆっくり)で付いていって、何とか最高峰のウフル・ピーク(5,895m)に立つことが出来ました。
山頂からの景色は最高でした。
白く輝く氷河が、とても綺麗でした。
ウフル・ピークに立てたときの感動は忘れられません。
そして、参加者全員(8名)がウフル・ピークに登頂できたことが嬉しかった。

手付かずのジャングルは、森が深く緑が美しい。標高4,000m辺りの荒野は、広大な砂漠のよう。
高山植物が綺麗でした。



関西空港を22:40に出発し、カタールの首都ドーハで乗り継ぎます。
関東からの参加者と添乗員の
枝廣さんは、成田空港から乗ってドーハで合流しました。
キリマンジャロ空港に着いたのは、現地時間14:25でした。
乗継時間を含め、約22時間の空の旅でした。

飛行機から見えたアフリカは、思った以上に砂漠が広いと思いました。
キリマンジャロ空港で、ガイドさん達と合流して、モシのホテルへ。

001  002  003


ホテルでの夕食です。

日本人の好みに合わせているのか、料理は美味しかったです。

004


[3日目 1/16(土)] モシのホテル −<マイクロバス>− マラングゲート(登山ガイド・ポーターと合流、標高:1,820m) 
             − マンダラハット
2,730m、泊) 
                                                         <約 4時間>

6:00 起床。ホテルの周辺を散歩。

メインの通りは車の往来が多く、仕事の出かける人たちが集まっていました。

(右下) ホテルのダイニングです。庭が見えて良い感じ。

005  006


朝食を終え、ホテルの屋上からキリマンジャロを望む。

良い天気。山頂付近の氷河がくっきり見えた。

007  008  009


南方面です。

モスクと朝もやに霞む村々。空が綺麗。

010


8:00 ホテルを出発し、登山口のマラングゲートへ。(8:45到着)

登山ガイドやポーターと合流。登山の受付をして、登山準備をします。


011  012  013

ゲートの前で準備体操などをして、いよいよ登山の始まりです。

(右下) 右端の方が、チーフガイドのゾンゴロさんです。

014  015

ポーターさんに預ける荷物の重量は、1人7kgまで。
防寒服や着替え、行動食などで一杯になります。私は寝袋をレンタルしたので寝袋の重量は加算されません。(ラッキーでした。)
行動中は、デイパック(約7kg入っています。)に水や行動食、カメラなどを入れて歩きます。
預けた荷物と寝袋は、山小屋に到着したら受け取ります。
私の体力を考えると、ポーターさんに感謝の気持ちで一杯です。

<10:00  マラングゲート(1,820m)を出発>

ジャングルの中をゆっくりなペースで登る。

ガイドさんが、木の上のサルを見つけて教えてくれました。

016  017  018


オレンジ色の小さい花です。

019 020


登山道は良く整備されています。

木がデカイ。

021  022


ジャングルの中は、可愛い花がいっぱい。

右端は、ランの一種でしょうか。

023  024  025  026  027

ランチタイムです。

ポーターさんが弁当を運んでくれていました。

タッパーには、サンドウィッチ、チキン、春巻き?、ゆで卵、りんご、他。

チキンは少し硬めで美味しく、癖になる味です。

量が多いので、ポーターさん達に手伝って頂きます。

028


軽快に下ってくる人たちに出会いました。

皆笑顔。最高峰のウフル・ピークまで行けたそうです。

なんか、私達も嬉しくなりました。

029  030


雨が降り出し、急いでカッパを着た。

雷の音が近くで聞こえます。

これからの先が、ちょっと不安になりました。

031

<15:00   マンダラハット2,730m)に到着>

雨がやんで青空が見えてきました。

木々の緑が美しい。

032  033  034  035  036


ロッジの前で出会った女性と山の話をして、記念撮影をしてもらいました。

オーストラリアから来て、日本語がとても上手でした。

泊まったロッジは4人部屋で、この日の私のベッドは正面の下です。

寝袋に入って、ぐっすり眠れました。

037  038




[4日目 1/17(日)]  マンダラハット2,730m) − ホロンボハット(3,720m、泊
                                                         <約 6時間>

6:00 起床。7:00 朝食。8:00 出発。

6時過ぎ、ポーターさんが小屋に来て、「コーヒーorティー」と聞く。
私はコーヒーをリクエスト。
「シュガー?」と聞かれ、「ワン」と答える。
大きなカップにスプーン山盛りの砂糖を入れてくれる。
疲れた体に、甘いコーヒーが美味しかった。

その後、顔を洗うためのお湯を運んでくれる。(一人に洗面器一杯)
気持ち良い。
これが毎朝続いた。ありがたいです。

朝食は、お粥と味噌汁が出ます。他に、ウインナー、目玉焼き、食パン、メンバーが日本から持参した梅干などもテーブルに並びます。
特に、お粥があっさりして美味しい。


爽やかな朝です。

039  040


コックさんとポーターさんが用意してくれた朝食を、食堂小屋で頂きます。

そうそう、毎朝食前にパルスオキシメーターで血中酸素飽和濃度を測る。

自身で記録し管理します。(私の数値は、血中酸素飽和濃度:92、脈拍数:98)

添乗員の枝廣さんが、「80以下の方は知らせてください。」と毎回言っていました。

和やかなムードの朝食。

美味しくて、一杯食べました。マンゴーなど果物やコーヒーも美味しい。

041  042

<8:00  マンダラハット2,730mを出発

朝の光が木々を照らす。

映画アバターに出てくる、神秘的な森のよう。

森のエネルギーを頂きながら、ポレポレ(ゆっくり)で登っていく。

043
  044


30分ほどで、ジャングルから低木帯になります。

花が綺麗。

045  046  047


約1時間歩いて1回目の休憩。

見慣れない、小さな可愛い花が咲いていました。

048  049  050  051


大きな荷物を担いだポーターさんが、私達kを追い抜いていきます。

とんでもなく早い。すごい体力です。

052  053


12:40 昼食の場所に到着。

スズメのような鳥やカラス(全体が黒で、首の所が白い)が近くに来ました。

ちょうと、ほっとします。

054


この辺り、大きな花が多いです。

055  056  057


雨が降り出し、この日もカッパを着用。

雪を被ったマウェンジ峰が右手上方に見えます。

急峻で迫力のある山です。

058  059  060  061


ホロンボハットが見えてきました。

ジャイアントセネシオが出迎えてくれました。(下、中央)


062  063  064

<15:15   ホロンボハット(3,720m)に到着>

振り返ると、登ってきたなだらかな山々が遠くまで続いていた。

065  066  067  068




[5日目 1/18(月)]  ホロンボハット(3,720m) − ゼブラロック(4,150m) − ホロンボハット(3,720m、泊) 
                                                         <約 2時間30分>

この日は、高度順応日。

山にガスが掛かり、山頂は少しだけ見えている。

雪が降ったのか、山肌に白い筋が見えている。


069  070


女性2人は小屋周辺で高度順応。

男性6人がゼブラロックへ。

<8:00  ホロンボハット(3,720mを出発>

ジャイアントセネシオの群生は壮観。

後方の山は
マウェンジ峰です。

071  072  

<9:30   ゼブラロック(4,150m)に到着>

黒いペンキを塗ったような岩は、存在感があり立派です。


073
  074  075  076  077


岩の下へ行き、記念撮影。人が小さく見える。

上部の大きな岩が落ちてきそう。

078  079  080  081  082

天気が良ければ、ゼブラロックを超えて稜線に出る予定でしたが、

視界が悪いということで、ホロンボハットへ戻ることに。

雲海が下に見え、快適なハイキング気分です。


083
  084


綺麗な花が多い。

白い蕾の花は、エバーラスティング。(中央2枚)

085  086  087  088  089


小屋の横に一輪車が置いてありました。

この一輪車は、高山病などで歩けなくなった人を乗せ下山させるもの。

ポーターさん4人で押すらしい。乗りたくないですね・・・。

090  091

<10:25   ホロンボハット(3,720m)に到着>

小屋に着いて間もなく雨が降り出しました。

雨に濡れなくてラッキー。

翌日の登山に備え、休息をとる。

昼食後、食堂でミーティングがあり、山頂アタックの注意事項等、詳しい説明を受けました。

1. 翌日のホロンボハット(4.703m)までの行程の説明。
  吹きさらしの所を歩くので、風が強いこと。など。
2. 15:00に早い夕食をとる。
3. ヘッドランプの電池を変えること。
  カメラの電池を抜いてポケットに入れておくこと。
   (氷点下になるから電池の消耗が激しいため。)
  ダイアモックスは、仮眠の前と出発の前に飲むこと。
  水又はお湯を2リットル持って登ること。そして飲むこと。(高山病対策)
4. 17:00から仮眠に入る。
  (気圧が低く酸素が薄いことと、疲れもあって寝れないと思うが・・・)
5. 22:00起床、23:00出発。
  (22:30、クッキーなど軽食が出る。食べない方が良い?吐き気を感じる方も。)
6. 6時間から6時間半で
ギルマンズ・ポイント(5,681m)に着く。
  1時間から1時間30分に1回、10分間休憩。
  3回目の休憩(中間地点)くらいから寒くなる。(夜明け前は-5℃〜-15℃)

7. 
ウフル・ピーク(5,895m)へは、7:30ごろ登頂予定。
  15分〜20分写真タイム。素手にならないように。
8. 下り、ギルマンズ・ポイントまで、約1時間。
  日よけ帽子、サングラスが必要。
9. 約2時間で、キボハット(4.703m)へ。
  カップラーメン(どんべい)の昼食。パッキングして休憩。
10. 休憩後、ホロンボハット(3,720m)へ。(約4時間の下り)

       
パルスオキシメーターで血中酸素飽和濃度を測る。
       (私の数値は、血中酸素飽和濃度:82、脈拍数:98)


夕食後、早めにベッドへ。よく眠れた。

ただ、トイレに行くのがしんどい。

少しの坂道でもハアハア言う。空気が薄いため仕方がない。



[6日目 1/19(火)]  ホロンボハット(3,720m) − キボハット(4.703m、約5時間の仮眠
                                                         <約 6時間>

朝日が少しだけ差した。

上空に雲はあるが山頂は見えています。


092  093  094  095


この日も、雨が降る予感。

カッパを着込みました。

<8:00  ホロンボハット(3,720mを出発>

草原帯をゆっくり歩く。

096  097  098  099  


ルートは遥か遠くまで続いています。

100  101


ラスト・ウォーターポイントで小休止。

スズメに似た鳥が近づいてきます。

緩やかの登りが続く。

風が強く吹くのでしょうか、背丈の低い花が多い。

102  103  104  105


砂礫の道に変わりました。

106  107


雨が降り出した。

荒野のような平原が、ガスで曇っています。

108  109  110  111


サドル(鞍の形をした場所)。

赤茶けた大地が遥か遠くまで広がっています。

112  113  114


荒涼とした大地の中を、ゆっくりゆっくり進む。

なんか、好きな風景です。

115  116  117


大きな岩の横で昼食をとる。

最後の急坂を登りきるとキボハットです。

<13:35   キボハット(4.703m)に到着>

この日も、枝廣さんが先に山小屋へ到着し10人部屋の個室を確保してくれた。

雨に濡れ、かなり疲れた。標高差1,000mの登りはキツイ。

118  119


4,700mの高地にいる為か、荷物の整理をするのも辛い。

酸素が薄いのでしょう、靴を脱ぐのもハアハア言ってた。

小屋から10mほど下にあるトイレに行って帰ってきたのだが、しんどくてベッドでしばらく動けなかった。

15:00 早めの夕食をとる。(何を食べたか、よく覚えていません。??)

120  121
       
17:00 登頂アタックに備え、寝袋に入り仮眠をとる。 

隣が食堂のため、19時くらいまで騒音に悩まされた。

ドイツ人の女性の声が異常に大きい。

たぶん、メンバーのほとんどは、酸素の薄さと疲れで眠れていないようだ。

 1/19(火) パルスオキシメーターで測定した血中酸素飽和濃度 
 私の数値は次の通りでした。
      6:00  血中酸素飽和濃度:92、脈拍数:110)
     14:10  血中酸素飽和濃度:81、脈拍数:117)
     22:40  血中酸素飽和濃度:80、脈拍数:121)
 4,700mの高所では、こんなもんなんでしょうか。



[7日目 1/20(水)]  キボハット(深夜 23:10発) − ギルマンズ・ポイント(5,681m) − ステラ・ポイント(5,756m)
             − ウフル・ピーク(5,895m)登頂(午前 7:00) − ステラ・ポイント − ギルマンズ・ポイント
             − キボハット(昼食・休憩) − ホロンボハット(3,720m) (泊)
                                                         <約 14時間>

22:00 起床。
22:30 軽食をとる。(私は、クッキーとコーヒー、それと、オレンジを食べたように思う。)

  寒さに備え、ホッカイロをお腹と背中に貼った。
  オーバーズボンとダウンジャケット、その上にカッパを着た。
  毛糸の帽子をかぶり、ヘッドランプを付け、山小屋の外へ。

  トイレへ行ったけれど、帰ってくる少しの階段と坂がしんどい。気分はもう一つ。
  登れるか、ちょっと不安。

プライベートポーターさんにザックを持ってもらい、いよいよ山頂アタックが始まる。

ザックには2リッターのお湯と水、行動食、カメラなどが入り、約6kgから7kg」の重さになっている。

空身で登れるのは有難い。

<23:10   キボハット(3,720mを出発>

ヘッドランプの灯りを頼りに、ポレポレ(ゆっくりゆっくり)で登る。

登り始めてまもなく、傾斜がきつくなった。

約1時間登って、10分休憩。

休憩の時、水を飲んで、行動食を食べた。

ジグザクの急坂をハアハア喘ぎながら登った。

前の人に離されまいと頑張ると、ハアハアとしんどい。

心臓が壊れてしまうのではないか、と思った。


前や後ろから、ガイドさんとポーターさんの励ましの歌や掛け声が聞こえる。

苦しい中、空を見上げると、南十字星が雲の間に見えた。綺麗です。


急な岩場を登って行くと、ギルマンズ・ポイントの標識が見えた。

<5:05   ギルマンズ・ポイント(5,681m)に登頂>

登頂できました。

しんどいしんどい登りでしたが、なんとか登れました。

嬉しかった。

ポーターさんが、紅茶を入れてくれました。

暖かくて美味しかった。元気が出ます。

122  123  124


まだ真っ暗です。

20分くらい休憩して、次のピーク、ステラ・ポイント(5,756m)へ。

雪が積もった道は、キュッキュと鳴って気持ちいい。

ステラ・ポイント(5,756m)で小休止。

急坂を登りきると、
ウフル・ピークへ続くなだらかな稜線に出た。


東の空がオレンジ色に染まり始めた。まもなくご来光です。

125  126  127  128


お釜の底を覗くと、霧が立ち込めていた。

登山ルートは、お釜の右側の稜線です。登ってくる登山者が小さく見える。(左から2枚目)

 お釜の後方に氷河が残っています。(右側、3枚)

129  131  130  132  133

まもなく太陽が昇ります。

右端の写真、2番目に高い岩の左に、ギルマンズ・ポイントの標識が小さく見えます。

134
  135  136  137  138


プライベートポーターさんと歓喜のポーズ。

139


山頂に続くなだらかな稜線を、ゆっくり進む。

<7:00   ウフル・ピーク(5,895m)登頂>

山頂は大混雑。

広大なお釜(噴火口)を撮影しました。白い氷河が残っています。

140
  141  142  143


全員で記念撮影。みんな良い顔しています。

ガイドさん、プライベートポーターさんも入って、感激の一時です。

144  145  146

(ガイドさん達の他、全員が写っている写真がなかったので、鈴木さん(左の写真)と、遠藤さん(中央の写真)から送って頂いたものを使わせて頂きました。ご了承ください。)


南側には白く輝く氷河が横たわっています。

その後方には、真っ白な雲海が広がっていました。

147  148  149  151


オーストラリアのグループが記念撮影。みな、いい顔しています。

標識の前は大混雑です。

150  152


お釜の底に氷河が残っています。

氷河の上を登山者が・・・。小さくてアリンコのよう。

153  154  155  156


嬉しくて嬉しくて、氷河をバックに記念撮影。

ガイドさん達とも一緒に写してもらいました。

157  158  159  160


氷河の高さは20m以上有りそうです。

161  162  163


もっともっと山頂からの景色を眺めていたいけれど、下山の時刻が迫ってきました。

<7:25   ウフル・ピーク(5,895m)を出発>

雲上の美しい風景を心に刻んで、登ってきた稜線を下る。

164  165  166

167  168  169


白く輝く氷河は、予想以上に綺麗でした。

そして、そそり立つ氷河の壁は青白く輝いていました。

170  171  172  173  174


なだらかな稜線が過ぎ、急な岩場を慎重に下る。

175  176


氷河を右に見ながら、気持ちよく歩けた。

少しの登りでも息が切れてしんどいが、下りは事の外快適。

177  178  179  180


ステラ・ポイント。

寒さのため、標識に氷と雪が付いている。

181  182


左手にお釜を見ながら、岩場のアップダウンを繰り返し、ギルマンズ・ポイントへ。

183  184  185  186


右側の大きな岩を左に巻く。

左手は急傾斜のお釜。雪の積もった岩場を慎重に進む。

足を滑らすと、お釜の底まで落ちて行きそう。

187


8:20  ギルマンズ・ポイント(5,681m)に到着。

暖かいお湯で、ほっと一息。

188  189


ギルマンズ・ポイント直下の岩場を慎重に下る。

登りはジグザクに登ってきた道ですが、帰りは真っ直ぐ下る。

そう、富士山の砂走りの様に、ずり落ちていく感じ。

傾斜がきついから、距離と高度が稼げる。

体は疲れていたが、何とか足が前に出た


190  191  192


途中から雨が降り出した。疲れがピークに。

< 9:40   キボハット(4.703m)に到着 >


トイレに行って部屋に帰ってきたら、しんどくてベッドに転がり込んだ。

ハアハア言いながら、喘いでいた。

193


ベッドから起き上がって、荷物の整理。

カップラーメンを作ってもらって食べたが、お汁は残した。

なんか気分が悪く、もう一度横になる。

寝不足と疲れと、高山病の軽いのが出てるのでしょう。。

< 11:30   キボハット(4.703m)を出発 >

12時に出発の予定でしたが、早めに、キボハットを出発。

緩やかな下りですが、なんかしんどかった。

眠いのと、胃の辺りが気分が悪い。足が重い。

< 15:30?  ホロンボハット(3,720m)に到着 >


休憩と荷物の整理。と、ベッドで休憩。

相変わらず、トイレに行く坂道が辛い。(ハアハア、ハアハア)

6:30  夕食。カレーライスが出ました。

半分くらいしか食べられませんでした。申し訳なかったです。

味噌汁は美味しかった。

       早めに就寝





[8日目 1/21(木)]  ホロンボハット(3,720m) − マンダラハット2,73m) − マラングゲート(1,820m、昼食)
             −<マイクロバス>− アルーシャ(泊)
                                                         <約 7時間>

3時ごろ目が覚めトイレに行くと、星がたくさん出ていました。

南十字星が南の空で輝いていました。綺麗です。


194


5:30 起床。

今日もポーターさんが暖かいコーヒーを入れてくれた。

甘めのコーヒーは美味しい。

195

<7:15   ホロンボハット(3,720mを出発>

下って行くルートが遠くまで見渡せた。

196  197


よく眠れたお陰で、今日は元気です。復活です。

ホロンボハットを後に、ゆっくり下る。

左上方に、
マウェンジ峰がそそり立つ。

198  199  200


ゆっくり花を見ることが出来ました。

花の種類が多く、綺麗で飽きない。

左端と右端の花は、プロテアキリマンジェリカです。

201  202  203  204


フウロのような花も。(右)

205  206  207


ガイドさんです。カッコいい。

208


可憐な高山植物をご覧ください。

209  210  211  212  213


かなり下ってきましたが、広い高原はまだまだ続きます。

なだらかに感じますが、マラングゲート(1,820m)まで、標高差約2,000m下ります。

214  215


マツムシソウも咲いていました。

216  217  218  219


白とピンクの花はエバーラスティング。(中)

220  223  221


草原帯が過ぎ、まもなく樹林帯へ。

222  224
 

<10:50  マンダラハット2,73m)に到着>

ガイドさんと記念撮影。

逞しくて、笑顔が素敵。

225  226



キリマンジャロインパチェンスとファイアーボールリリー

森の中に咲く、鮮やかな花でした。

227  228


豊かな自然が残る森を進む。

229  230  231

<13:20  マラングゲート(1,820m)到着>

232  233


全員が登頂出来た事に感謝して、シャンパンで乾杯。

キリマンジャロビールで、再度乾杯です。

メインのスパゲッティが美味しい。

234  235


登山のスタッフ、ガイドさん、ポーターさん、コックさん全員が集まって、

キリマンジャロの歌と踊りを披露してくれました。

「キリマンジャロ♪♪♪・・・、ジャンボ♪、ジャンボ♪・・・」

軽やかで力強い歌が聞こえてきそうです。

236  237  238

添乗員の枝廣さんが言ってました。

「なんで、こんなしんどい山に来るんだろう・・・?と毎回思う。
けどね、山お下りて、キリマンジャロの歌を聞いて、あのダンスを見ると、また来たくなる。」
なるほど、私も感動しました。心に響く歌とダンスです。

スタッフ全員と握手をして、感謝の気持ちで一杯になりました。
有難うございました。

 

<14:30  マラングゲート(1,820m)を出発>

マイクロバスでアルーシャへ向かう。

幹線道路の側には、小さな町や村、広い畑が続く。


239  240  241  242


子供達が元気です。

243  244  245  246


バスを待つ人たちでしょうか、沿道にたくさんの人が出ていました。

247  248  249  250


アルーシャの街に入ると、渋滞に巻き込まれた。

信号が少なく、ロータリーを回り目的地へ向かう。

251

 

18:20  アルーシャのホテルに到着>

長い一日でした。

早速、お風呂に入る。さっぱりして気持ち良い。

20:00 レストランで夕食の始まり。

まず、ビールで乾杯。

達成感いっぱい、キリマンジャロ登頂をみんなで祝いました。

良い笑顔です。

252


メイン料理を聞かれ、私はビーフ。

他の方はフィッシュを希望。魚一匹出てきました。美味しいと言っていました。

私のビーフは、柔らかくてとても美味しかった。

253  254  255


庭のプールを眺めながら、楽しい夕食はゆっくりと過ぎていきました。

256



[9日目 1/22(金)]  アルーシャのホテル − <専用車> − アルーシャ国立公園のサファリ
             − <専用車> − キリマンジャロ空港(15:25発) − ドーハ(乗継)

早朝、ホテルの庭を散歩しました。

綺麗なホテルです。

257


最終日、アルーシャ国立公園のサファリを見学します。

ジープを改造したような専用車(サファリカー)でアルーシャ国立公園へ向かう。


258  259  260


サファリは広く、歩くツアーもあるが、私達はサファリカーでゆっくり回る。

広い草原にシマウマとキリンが見えます。


261  262


樹林帯に入ると、ヒヒが出迎えてくれました。

263  264  265


後方に、美しい山容のメルー山が聳えています。

266  267  268  269


美しい草原を進む。

270  271  272  273


シマウマとイノシシが一緒にいました。

274  275  276  277


透明な羽に黒い模様、可愛いトンボです。(左)

278  279


キリンが草原で一休み。

広い広いサファリです。

280  281  282  283

湖の畔でピクニックランチです。

のんびり、ゆっくり、静かな風景と一緒に楽しみます。

284  285  286  287


サファリのゲートへ戻って、空港へ向かう。

沿道には素朴な町や村が続く。

288  289  290  291

13:15   キリマンジャロ空港に到着>


292

搭乗手続きを済ませ、帰国の途に。

ドーハを経由して成田空港へ帰ります。


293

キリマンジャロ登山の登頂証明書です。

ウフル・ピーク(5,895m)登頂 (午前 7:00) 

私の宝物が一つ増えました。

キリマンジャロは登り応えがあって、しんどかった。

標高5,895mのウフル・ピークからの景色は素晴らしい。

白く輝く氷河はとても綺麗でした。

ウフル・ピークに立てたときの感動は忘れられません。

ガイドさん、ポーターさん、コックさん達、スタッフの皆さんに感謝です。

添乗員の枝廣さん、そして一緒に登った山仲間に感謝です。

有難うございました。


山行記録へ戻る