|
関西空港を22:40に出発し、カタールの首都ドーハで乗り継ぎます。 |
ホテルでの夕食です。
日本人の好みに合わせているのか、料理は美味しかったです。
[3日目 1/16(土)] モシのホテル −<マイクロバス>− マラングゲート(登山ガイド・ポーターと合流、標高:1,820m) |
6:00 起床。ホテルの周辺を散歩。
メインの通りは車の往来が多く、仕事の出かける人たちが集まっていました。
(右下) ホテルのダイニングです。庭が見えて良い感じ。
朝食を終え、ホテルの屋上からキリマンジャロを望む。
良い天気。山頂付近の氷河がくっきり見えた。
南方面です。
モスクと朝もやに霞む村々。空が綺麗。
8:00 ホテルを出発し、登山口のマラングゲートへ。(8:45到着)
登山ガイドやポーターと合流。登山の受付をして、登山準備をします。
ゲートの前で準備体操などをして、いよいよ登山の始まりです。
(右下) 右端の方が、チーフガイドのゾンゴロさんです。
ポーターさんに預ける荷物の重量は、1人7kgまで。 |
<10:00 マラングゲート(1,820m)を出発> |
ジャングルの中をゆっくりなペースで登る。
ガイドさんが、木の上のサルを見つけて教えてくれました。
オレンジ色の小さい花です。
登山道は良く整備されています。
木がデカイ。
ジャングルの中は、可愛い花がいっぱい。
右端は、ランの一種でしょうか。
ランチタイムです。
ポーターさんが弁当を運んでくれていました。
タッパーには、サンドウィッチ、チキン、春巻き?、ゆで卵、りんご、他。
チキンは少し硬めで美味しく、癖になる味です。
量が多いので、ポーターさん達に手伝って頂きます。
軽快に下ってくる人たちに出会いました。
皆笑顔。最高峰のウフル・ピークまで行けたそうです。
なんか、私達も嬉しくなりました。
雨が降り出し、急いでカッパを着た。
雷の音が近くで聞こえます。
これからの先が、ちょっと不安になりました。
<15:00 マンダラハット(2,730m)に到着> |
雨がやんで青空が見えてきました。
木々の緑が美しい。
ロッジの前で出会った女性と山の話をして、記念撮影をしてもらいました。
オーストラリアから来て、日本語がとても上手でした。
泊まったロッジは4人部屋で、この日の私のベッドは正面の下です。
寝袋に入って、ぐっすり眠れました。
[4日目 1/17(日)] マンダラハット(2,730m) − ホロンボハット(3,720m、泊) |
6:00 起床。7:00 朝食。8:00 出発。 その後、顔を洗うためのお湯を運んでくれる。(一人に洗面器一杯) |
爽やかな朝です。
コックさんとポーターさんが用意してくれた朝食を、食堂小屋で頂きます。
そうそう、毎朝食前にパルスオキシメーターで血中酸素飽和濃度を測る。
自身で記録し管理します。(私の数値は、血中酸素飽和濃度:92、脈拍数:98)
添乗員の枝廣さんが、「80以下の方は知らせてください。」と毎回言っていました。
和やかなムードの朝食。
美味しくて、一杯食べました。マンゴーなど果物やコーヒーも美味しい。
<8:00 マンダラハット(2,730m)を出発 |
朝の光が木々を照らす。
映画アバターに出てくる、神秘的な森のよう。
森のエネルギーを頂きながら、ポレポレ(ゆっくり)で登っていく。
30分ほどで、ジャングルから低木帯になります。
花が綺麗。
約1時間歩いて1回目の休憩。
見慣れない、小さな可愛い花が咲いていました。
大きな荷物を担いだポーターさんが、私達kを追い抜いていきます。
とんでもなく早い。すごい体力です。
12:40 昼食の場所に到着。
スズメのような鳥やカラス(全体が黒で、首の所が白い)が近くに来ました。
ちょうと、ほっとします。
この辺り、大きな花が多いです。
雨が降り出し、この日もカッパを着用。
雪を被ったマウェンジ峰が右手上方に見えます。
急峻で迫力のある山です。
ホロンボハットが見えてきました。
ジャイアントセネシオが出迎えてくれました。(下、中央)
<15:15 ホロンボハット(3,720m)に到着> |
[5日目 1/18(月)] ホロンボハット(3,720m) − ゼブラロック(4,150m) − ホロンボハット(3,720m、泊) |
この日は、高度順応日。 |
<8:00 ホロンボハット(3,720m)を出発> |
ジャイアントセネシオの群生は壮観。
後方の山はマウェンジ峰です。
<9:30 ゼブラロック(4,150m)に到着> |
黒いペンキを塗ったような岩は、存在感があり立派です。
岩の下へ行き、記念撮影。人が小さく見える。
上部の大きな岩が落ちてきそう。
天気が良ければ、ゼブラロックを超えて稜線に出る予定でしたが、
視界が悪いということで、ホロンボハットへ戻ることに。
雲海が下に見え、快適なハイキング気分です。
綺麗な花が多い。
白い蕾の花は、エバーラスティング。(中央2枚)
小屋の横に一輪車が置いてありました。
この一輪車は、高山病などで歩けなくなった人を乗せ下山させるもの。
ポーターさん4人で押すらしい。乗りたくないですね・・・。
<10:25 ホロンボハット(3,720m)に到着> |
小屋に着いて間もなく雨が降り出しました。
雨に濡れなくてラッキー。
翌日の登山に備え、休息をとる。
昼食後、食堂でミーティングがあり、山頂アタックの注意事項等、詳しい説明を受けました。 |
夕食後、早めにベッドへ。よく眠れた。
ただ、トイレに行くのがしんどい。
少しの坂道でもハアハア言う。空気が薄いため仕方がない。
[6日目 1/19(火)] ホロンボハット(3,720m) − キボハット(4.703m、約5時間の仮眠) |
朝日が少しだけ差した。 |
<8:00 ホロンボハット(3,720m)を出発> |
ラスト・ウォーターポイントで小休止。
スズメに似た鳥が近づいてきます。
緩やかの登りが続く。
風が強く吹くのでしょうか、背丈の低い花が多い。
砂礫の道に変わりました。
雨が降り出した。
荒野のような平原が、ガスで曇っています。
サドル(鞍の形をした場所)。
赤茶けた大地が遥か遠くまで広がっています。
荒涼とした大地の中を、ゆっくりゆっくり進む。
なんか、好きな風景です。
大きな岩の横で昼食をとる。
最後の急坂を登りきるとキボハットです。
<13:35 キボハット(4.703m)に到着> |
この日も、枝廣さんが先に山小屋へ到着し10人部屋の個室を確保してくれた。
雨に濡れ、かなり疲れた。標高差1,000mの登りはキツイ。
4,700mの高地にいる為か、荷物の整理をするのも辛い。
酸素が薄いのでしょう、靴を脱ぐのもハアハア言ってた。
小屋から10mほど下にあるトイレに行って帰ってきたのだが、しんどくてベッドでしばらく動けなかった。
15:00 早めの夕食をとる。(何を食べたか、よく覚えていません。??)
17:00 登頂アタックに備え、寝袋に入り仮眠をとる。
隣が食堂のため、19時くらいまで騒音に悩まされた。
ドイツ人の女性の声が異常に大きい。
たぶん、メンバーのほとんどは、酸素の薄さと疲れで眠れていないようだ。
1/19(火) パルスオキシメーターで測定した血中酸素飽和濃度 |
[7日目 1/20(水)] キボハット(深夜 23:10発) − ギルマンズ・ポイント(5,681m) − ステラ・ポイント(5,756m) |
22:00 起床。 |
プライベートポーターさんにザックを持ってもらい、いよいよ山頂アタックが始まる。
ザックには2リッターのお湯と水、行動食、カメラなどが入り、約6kgから7kg」の重さになっている。
空身で登れるのは有難い。
<23:10 キボハット(3,720m)を出発> |
ヘッドランプの灯りを頼りに、ポレポレ(ゆっくりゆっくり)で登る。
登り始めてまもなく、傾斜がきつくなった。
約1時間登って、10分休憩。
休憩の時、水を飲んで、行動食を食べた。
ジグザクの急坂をハアハア喘ぎながら登った。
前の人に離されまいと頑張ると、ハアハアとしんどい。
心臓が壊れてしまうのではないか、と思った。
前や後ろから、ガイドさんとポーターさんの励ましの歌や掛け声が聞こえる。
苦しい中、空を見上げると、南十字星が雲の間に見えた。綺麗です。
急な岩場を登って行くと、ギルマンズ・ポイントの標識が見えた。
<5:05 ギルマンズ・ポイント(5,681m)に登頂> |
登頂できました。
しんどいしんどい登りでしたが、なんとか登れました。
嬉しかった。
ポーターさんが、紅茶を入れてくれました。
暖かくて美味しかった。元気が出ます。
まだ真っ暗です。
20分くらい休憩して、次のピーク、ステラ・ポイント(5,756m)へ。
雪が積もった道は、キュッキュと鳴って気持ちいい。
ステラ・ポイント(5,756m)で小休止。
急坂を登りきると、ウフル・ピークへ続くなだらかな稜線に出た。
東の空がオレンジ色に染まり始めた。まもなくご来光です。
お釜の底を覗くと、霧が立ち込めていた。
登山ルートは、お釜の右側の稜線です。登ってくる登山者が小さく見える。(左から2枚目)
お釜の後方に氷河が残っています。(右側、3枚)
まもなく太陽が昇ります。
右端の写真、2番目に高い岩の左に、ギルマンズ・ポイントの標識が小さく見えます。
プライベートポーターさんと歓喜のポーズ。
山頂に続くなだらかな稜線を、ゆっくり進む。
<7:00 ウフル・ピーク(5,895m)登頂> |
山頂は大混雑。
広大なお釜(噴火口)を撮影しました。白い氷河が残っています。
全員で記念撮影。みんな良い顔しています。
ガイドさん、プライベートポーターさんも入って、感激の一時です。
(ガイドさん達の他、全員が写っている写真がなかったので、鈴木さん(左の写真)と、遠藤さん(中央の写真)から送って頂いたものを使わせて頂きました。ご了承ください。)
|
南側には白く輝く氷河が横たわっています。
その後方には、真っ白な雲海が広がっていました。
オーストラリアのグループが記念撮影。みな、いい顔しています。
標識の前は大混雑です。
お釜の底に氷河が残っています。
氷河の上を登山者が・・・。小さくてアリンコのよう。
嬉しくて嬉しくて、氷河をバックに記念撮影。
ガイドさん達とも一緒に写してもらいました。
氷河の高さは20m以上有りそうです。
もっともっと山頂からの景色を眺めていたいけれど、下山の時刻が迫ってきました。
<7:25 ウフル・ピーク(5,895m)を出発> |
白く輝く氷河は、予想以上に綺麗でした。
そして、そそり立つ氷河の壁は青白く輝いていました。
なだらかな稜線が過ぎ、急な岩場を慎重に下る。
氷河を右に見ながら、気持ちよく歩けた。
少しの登りでも息が切れてしんどいが、下りは事の外快適。
ステラ・ポイント。
寒さのため、標識に氷と雪が付いている。
左手にお釜を見ながら、岩場のアップダウンを繰り返し、ギルマンズ・ポイントへ。
右側の大きな岩を左に巻く。
左手は急傾斜のお釜。雪の積もった岩場を慎重に進む。
足を滑らすと、お釜の底まで落ちて行きそう。
8:20 ギルマンズ・ポイント(5,681m)に到着。
暖かいお湯で、ほっと一息。
ギルマンズ・ポイント直下の岩場を慎重に下る。
登りはジグザクに登ってきた道ですが、帰りは真っ直ぐ下る。
そう、富士山の砂走りの様に、ずり落ちていく感じ。
傾斜がきついから、距離と高度が稼げる。
体は疲れていたが、何とか足が前に出た。
途中から雨が降り出した。疲れがピークに。
< 9:40 キボハット(4.703m)に到着 > |
トイレに行って部屋に帰ってきたら、しんどくてベッドに転がり込んだ。
ハアハア言いながら、喘いでいた。
ベッドから起き上がって、荷物の整理。
カップラーメンを作ってもらって食べたが、お汁は残した。
なんか気分が悪く、もう一度横になる。
寝不足と疲れと、高山病の軽いのが出てるのでしょう。。
< 11:30 キボハット(4.703m)を出発 > |
12時に出発の予定でしたが、早めに、キボハットを出発。
緩やかな下りですが、なんかしんどかった。
眠いのと、胃の辺りが気分が悪い。足が重い。
< 15:30? ホロンボハット(3,720m)に到着 > |
|
[8日目 1/21(木)] ホロンボハット(3,720m) − マンダラハット(2,73m) − マラングゲート(1,820m、昼食) |
3時ごろ目が覚めトイレに行くと、星がたくさん出ていました。
南十字星が南の空で輝いていました。綺麗です。
5:30 起床。
今日もポーターさんが暖かいコーヒーを入れてくれた。
甘めのコーヒーは美味しい。
<7:15 ホロンボハット(3,720m)を出発> |
下って行くルートが遠くまで見渡せた。
よく眠れたお陰で、今日は元気です。復活です。
ホロンボハットを後に、ゆっくり下る。
左上方に、マウェンジ峰がそそり立つ。
ゆっくり花を見ることが出来ました。
花の種類が多く、綺麗で飽きない。
左端と右端の花は、プロテアキリマンジェリカです。
可憐な高山植物をご覧ください。
かなり下ってきましたが、広い高原はまだまだ続きます。
なだらかに感じますが、マラングゲート(1,820m)まで、標高差約2,000m下ります。
マツムシソウも咲いていました。
白とピンクの花はエバーラスティング。(中)
<10:50 マンダラハット(2,73m)に到着> |
ガイドさんと記念撮影。
逞しくて、笑顔が素敵。
キリマンジャロインパチェンスとファイアーボールリリー
森の中に咲く、鮮やかな花でした。
豊かな自然が残る森を進む。
<13:20 マラングゲート(1,820m)に到着> |
全員が登頂出来た事に感謝して、シャンパンで乾杯。
キリマンジャロビールで、再度乾杯です。
メインのスパゲッティが美味しい。
登山のスタッフ、ガイドさん、ポーターさん、コックさん全員が集まって、
キリマンジャロの歌と踊りを披露してくれました。
「キリマンジャロ♪♪♪・・・、ジャンボ♪、ジャンボ♪・・・」
軽やかで力強い歌が聞こえてきそうです。
添乗員の枝廣さんが言ってました。 |
<14:30 マラングゲート(1,820m)を出発> |
マイクロバスでアルーシャへ向かう。
幹線道路の側には、小さな町や村、広い畑が続く。
子供達が元気です。
バスを待つ人たちでしょうか、沿道にたくさんの人が出ていました。
アルーシャの街に入ると、渋滞に巻き込まれた。
信号が少なく、ロータリーを回り目的地へ向かう。
<18:20 アルーシャのホテルに到着> |
長い一日でした。
早速、お風呂に入る。さっぱりして気持ち良い。
20:00 レストランで夕食の始まり。
まず、ビールで乾杯。
達成感いっぱい、キリマンジャロ登頂をみんなで祝いました。
良い笑顔です。
メイン料理を聞かれ、私はビーフ。
他の方はフィッシュを希望。魚一匹出てきました。美味しいと言っていました。
私のビーフは、柔らかくてとても美味しかった。
庭のプールを眺めながら、楽しい夕食はゆっくりと過ぎていきました。
[9日目 1/22(金)] アルーシャのホテル − <専用車> − アルーシャ国立公園のサファリ |
早朝、ホテルの庭を散歩しました。
綺麗なホテルです。
最終日、アルーシャ国立公園のサファリを見学します。
ジープを改造したような専用車(サファリカー)でアルーシャ国立公園へ向かう。
サファリは広く、歩くツアーもあるが、私達はサファリカーでゆっくり回る。
広い草原にシマウマとキリンが見えます。
樹林帯に入ると、ヒヒが出迎えてくれました。
後方に、美しい山容のメルー山が聳えています。
透明な羽に黒い模様、可愛いトンボです。(左)
キリンが草原で一休み。
広い広いサファリです。
湖の畔でピクニックランチです。
のんびり、ゆっくり、静かな風景と一緒に楽しみます。
サファリのゲートへ戻って、空港へ向かう。
沿道には素朴な町や村が続く。
<13:15 キリマンジャロ空港に到着> |
搭乗手続きを済ませ、帰国の途に。
ドーハを経由して成田空港へ帰ります。
キリマンジャロ登山の登頂証明書です。
ウフル・ピーク(5,895m)登頂 (午前
7:00)
私の宝物が一つ増えました。
キリマンジャロは登り応えがあって、しんどかった。
標高5,895mのウフル・ピークからの景色は素晴らしい。
白く輝く氷河はとても綺麗でした。
ウフル・ピークに立てたときの感動は忘れられません。
ガイドさん、ポーターさん、コックさん達、スタッフの皆さんに感謝です。
添乗員の枝廣さん、そして一緒に登った山仲間に感謝です。
有難うございました。