2016年夏 乗鞍岳・剣ヶ峰


  <山行日程> 2016年7月21日(木)〜7月23日(土)

[1日目]  神戸・京都 −<マイカー>− 奥飛騨温泉郷・ほうのき駐車場 −<シャトルバス・乗鞍スカイライン> 
       − 畳平(標高:2,763m) −
 肩の小屋 − 乗鞍岳・剣ヶ峰(標高:3,026m) − 肩の小屋
       − 
畳平・銀嶺荘(泊)
     

[2日目]  畳平・銀嶺荘 − 富士見岳 − 魔王岳 − 畳平 − <シャトルバス・乗鞍スカイライン> 
               −ほうのき駐車場 −平湯温泉・「穂高荘 山がの湯」(泊)

[3日目]  平湯温泉・「穂高荘 山がの湯」 −<マイカー>− 飛騨高山・朝市 − 白川郷・合掌集落 − 京都・神戸
          


今年も乗鞍岳に行ってきました。
昨年より1週間早く来ましたが、クロユリがほば終わっていました。
お花畑が少し寂しい感じでしたが、コマクサなど他の高山植物が綺麗でした。

天候に恵まれ、今年も無事登頂できました。

神戸を午前5時ごろ出発して、京都の楠本宅へ寄り、東海北陸自動車道を走る。飛騨高山で高速を出て、奥飛騨温泉郷へ。一般道を走って、ほうのき駐車場に車を止めます。
シャトルバスで乗鞍スカイラインを通って標高:2,763mの畳平へ。


畳平に到着して、とりあえず昼食にしました。

翌日の天候がどうなるか分からなっかったので、剣ヶ峰に登るのを今日にするか明日にするか検討しました。
銀嶺荘のスタッフの方に相談すると、
「明日の天気は分からないけれど、剣ヶ峰へ登るなら今日の方が良いのでは・・・。
出発は少し遅いが、何とか行けるでしょう。」と、言ってくれました。

急いで出発の準備をします。不要な荷物を銀嶺荘に預ける。

13時20分、 畳平を出発

お花畑を通って山頂をめざす。

モミジカラマツの群落とクロユリ。(中、右)

昨年はクロユリの群落が見事でしたが、今回はほとんどが咲き終わっていました。

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コマクサが見ごろです。

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剣ヶ峰が見えてきました。

今年は雪解けが早かったようで、雪渓が小さい。

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肩の小屋と東大宇宙線観測所(赤い屋根の建物)。

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肩の小屋の広場で休憩。

荒々しい登山道は山頂まで続く。

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コマクサの群落。

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学生の団体が下ってきました。

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乗鞍エコーラインと乗鞍高原。ハイマツの緑が綺麗。

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シシウドの一種?(左)とアオノツガザクラ(中、右)

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権現池にガスが掛かり幻想的な風景を見せてくれた。

山が太陽の光を浴びて一層美しいく輝く。

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あと少しで山頂です。

左に乗鞍高原、右に権現池を見ながら登る。

後方を振り返ると、登ってきた蚕玉岳と朝日岳、登山道が一望できた。(右)

良い景色です。

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15時50分、 剣ヶ峰(標高:3,026m)に登頂

剣ヶ峰の山頂は、私たち4人だけです。

景色は最高。

遅い時間に出発した為、団体さんが下山した後でした。

3,026mの山頂をひとり占め。

人の声が聞こえず、風が流れる音だけ。

とても贅沢な時間を過ごしました。

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南の尾根方面にガスが出てきました。(左)

ゆっくりしたかったけれど下山開始です。

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肩の小屋まで下って山頂方向を見上げた。

青空が見えて雲が綺麗。

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コマクサが癒してくれる。

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17時50分、 畳平・銀嶺荘に到着

帰るのが少し遅かったので、先に夕食を頂いた。

それから、ゆっくりお風呂に入った。

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寝る前に外へ出て空を見上げたけれど、星は見えませんでした。

残念でした。




4時過ぎに目が覚めて、東の空を見る。

雲が多く、ご来光はどうかな・・・??

静かな畳平の駐車場です。(部屋の中から撮影)


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とりあえず、ご来光のベストスポット・県境広場へ向かう。

鶴ヶ池の後方には、赤く染まりだした空に槍ヶ岳が顔を出していました。

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期待していなかったけれど、素晴らしいご来光に出会えた。

雲が赤く染まり、「光の柱」が現れた。

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美しい風景です。

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後方の空もオレンジ色に染まり、白山が雲海に浮かぶ。

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4:58 太陽が雲の上に顔を出しました。

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遠く白山を望む。

白い雲の上に山肌が浮かび上がった。

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山々に朝日が差して、恵比須岳が赤く染まる。(中)

富士見岳の山肌も赤い。(右)

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朝日を浴びたコマクサ。(左2枚)

ヨツバシオガマも元気。(右2枚)

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鶴ヶ池の横から県境広場方面を見た。(左)

鶴ヶ池の後方に、槍ヶ岳から穂高連峰の山並みが見えた。(右)

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銀嶺荘に戻って、朝食前に再度周辺の散策へ。

魔王岳(標高:2,763m)へ登る。

槍ヶ岳や穂高連峰など、北アルプスの大パノラマがが雲海に浮かんでいました。

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朝の光が爽やか。谷を埋める雲海と山々が美しいと感じました。

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眼下に亀ヶ池が見えます。澄んだ水の色が印象的です。

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乗鞍スカイラインと焼岳と槍・穂高連峰。

朝の早い時間の散歩は、空気が澄んで涼しい。静かで心地いい空間でした。

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畳平にも朝日が当たっています。後方に剣が峰を望む。(左)

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偶然、雷鳥に出会えた。

3mほど前にいて、こちらを見ている。

ゆっくり前に歩いて、砂浴びを始めた。可愛い。

ほんと、ラッキーでした。

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コマクサとヨツバシオガマ。

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朝食後、2日目のハイキング。

鶴ヶ池の横を通って富士見岳(標高:2,817m)へ。

約50分で富士見岳に登頂。乗鞍高原は見えましたが、富士山は見えませんでした。

不消ヶ池(きえずがいけ)にガスが流れる。(右端)

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コマクサとミヤマダイコンソウ。

ガスに霞む高山植物も良い。

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畳平に戻り、次は魔王岳へ。

恵比須岳の急斜面を登っている登山者を見かけた。

自然保護パトロールの女性に聞いてみると、「恵比須岳の調査をしている。」

「現在は崩壊が激しく登山道が荒れているため、通行可能か調査に入った。」と話していました。

ハイマツが美しく、岩が綺麗。登ってみたい山です。

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イワヒバリ。

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銀嶺荘に戻って、預けていた荷物を受け取る。

下山する前に、お花畑を散策。

コバイケイソウやハクサンイチゲ、ミヤマキンポウゲの群落が綺麗。

ハクサンイチゲの花が終わり、黒い実が出来ていました。(左から2枚目)

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クロユリは咲き終わっていましたが、やっぱりお花畑は見応えがあります。

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シャトルバスで、ほうのき駐車場へ戻り、平湯温泉へ。

この日の宿泊は、「穂高荘 山がの湯」。

食事は個室で、ゆっくり楽しめました。

温泉には3回。気持ちいいです。




翌日は飛騨高山の古い街並みと朝市を見に行くことに。

ホテルの方に情報を聞き、古い街並みの中心部のパーキングに車を止めました。

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歴史を感じる街並みです。

高山陣屋前の広場へ行って、地元の方が中心の朝市を拝見。

ももを1個買って試食。あまりに美味しかったの6個ほど買いました。

軒先にツバメの巣がありました。

雛が餌を求める様子が可愛い。

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昼食は”レストラン”と思いましたが、コンビニでお結びやビールなどを買って宮川の河原へ。

川の流れと水鳥を見ながら頂きました。

ヤナギの下で味わう昼食は、とても美味しかった。

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そろそろ帰ろうかと思いましたが、足を伸ばして白川郷の合掌集落を見に行くことになりました。

来て良かった。

カヤ葺きの屋根が稲頬の緑に映えて、良い感じです。


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合掌集落が見渡せる展望台へ行きました。

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素晴らしい風景です。

さすが、世界遺産。


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数年ぶりに来て、白川郷の良さを改めて実感しました。


楽しい旅でした。

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乗鞍岳は、比較的登りやすくて良い山です。

高山植物が豊富で素晴らしい。

また来たいです。


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