2017年夏 立山



  <山行日程> 2017年7月26日(水)〜7月29日(土)

[1日目]  神戸・大阪 −<マイカー>− 立山駅前駐車場 −<立山ケーブル>− 美女平 − 室堂
       − 雷鳥荘 − 称名川 − 雷鳥荘(泊)
     

[2日目]  雷鳥荘 − 称名川 − 雷鳥坂 (剣御前小屋方面) − 称名川 − 雷鳥荘(泊)

[3日目]  雷鳥荘 − 室堂 − 弥陀ヶ原 − 弥陀ヶ原散策 − 弥陀ヶ原ホテルで休憩
       − 美女平 − 立山駅前駐車場 −<マイカー>− 称名の滝 − スキージャム勝山(泊)

[4日目]  スキージャム勝山 − <マイカー>− 白山平泉寺 − 大阪・神戸
          


今回もマイカー利用で立山へ行きました。そして雷鳥荘で2泊。

2日目は、雄山方面には行かず、剣御前小屋から別山を目指しました。
天候は曇り時々雨、のち晴れ。そのお陰で、可愛い雷鳥に会えました。


雪の大谷には、高さ5mくらいの雪の壁が残っていました。

この夏は雪が多い。室堂に着いて、雪渓が大きい事に驚く。

全員で記念撮影。

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みくりが池に大きな雪の島が浮かんでいます。

ガスが流れ、室堂山荘が霞む。

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血の池で、雷鳥の親子と出会えた。母親と4羽の子供。

少し離れていましたが、はっきり見えた。可愛いです。

室堂から約50分で雷鳥荘に到着。

雷鳥沢のキャンプ場に、たくさんのテントが見える。

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雷鳥荘でチェックインの手続きをして、称名川まで散歩に出かける。

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日が差して、山が一気に明るくなりました。

今年は雪が多く残っていました。雪渓を歩く。

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雪渓と川面からガスが沸いて幻想的な風景に。

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イワカガミとヤマハハコ。

花が綺麗です。

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雷鳥荘に戻るのですが、あの急坂の階段が辛い。

雷鳥荘から見た夕景。

地獄谷の後方に夕日に染まった雲海が見えた。(左、中)

振り返ると、富士ノ折立と真砂岳の稜線に日が差していた。(右)

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雷鳥荘に帰って、夕食を楽しむ。

その後は、温泉にゆっくり入った。

白濁の温泉は気持ち良い。



目が覚めると外は雨。

まずは温泉に入る。展望風呂から見える景色は、白いガスの風景。

朝食を頂いて、出発の準備をする。

玄関に出て外の様子を見る。やっぱり雨。

モーニングコーヒーを注文。(一杯100円は有難い。)

外の風景を眺めながら飲むコーヒーは美味しい。


雨足強くかった為、出発を遅らせることに・・・。

8時35分、雷鳥荘を出発

雨が止んだ。

今回は、剣御前小屋から別山へ登ることになりました。

記念撮影をして、雷鳥沢へ向かう。

雨に濡れた、イワカガミが綺麗。

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白いガスを噴き上げる地獄谷。

今は有毒ガス発生のため、立ち入りが禁止されています。

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雪渓の一部を下って、称名川へ。

流れが綺麗。冷たくて30秒も手を水に入れていられない。

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雪渓の雪庇が大きい。

中に入って山を見上げる。ひんやりして気持ち良かった。

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称名川に架かる橋を渡る。

霧に煙る橋は、幻想的。

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花が綺麗です。

左から、ナナカマド、マイズルソウ、アオノツガザクラ、イワカガミ。

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称名川の下流方面を望む。(左)

数キロメートル下流には、落差350mを誇る「称名の滝」が流れ落ちています。

アオノツガザクラの大株。(中、右)

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雷鳥沢の大きな雪渓を登る。

この辺りは傾斜が緩いので、アイゼンは使わない。

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一ノ越方面を望む。

登山ルートは渋滞しているようです。

雪渓をトラバースしている人たちが、長い列を作っているのが見えます。

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チングルマ。

花びらに着いた水滴が綺麗。

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アカモノ

雨に濡れて、淡い薄紅色の花がいっそう美しい。

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ベニバナイチゴ、ミヤマキンバイ。

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アオノツガザクラとハクサンイチゲ。

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チングルマとツガザクラ。

ツガザクラは大株で元気が良い。

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雷鳥の雄と雌が出迎えてくれました。

(左) 画面の左側に写っています。目の上が赤い雄が歩いています。

(右) 画面の中央、同じ雄です。メスがいたのですが、上手く撮影できませんでした。

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アカモノ。

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今度はメスが2匹、こちらを向いて迎えてくれました。

可愛いです。

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この場所では、5匹のメスと1匹のメスがいました。

すぐ近く、手が届きそう。距離にして1.5mから2mくらいかな。

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雨が降った後ガスが出て、雷鳥に出会えやすくなったのでしょう。

ほんと、タッキーでした。

12時30分   雷鳥坂の途中で、下山する事にしました。         

剣御前小屋までは約30分くらいで登れると思います。

ですが、雨が降り出した事、別山に登るには時間的に難しい事、

ゆっくり下って、温泉を楽しむなどを考慮して、下山する事に。

みんなで記念撮影です。

剣御前小屋と別山登頂は、来年以降の楽しみとしましょう。

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登ってくる時に出会った雷鳥が、待っていてくれました。

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30分くらい下ったころ、ガスが流れ、立山連山が顔を出した。

予想していなかったことが突然起こり、嬉しい気持ちで一杯になりました。

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青い空と沸き立つ雲、緑のハイマツ、白い雪渓。

とっても綺麗でした。

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一ノ越、雄山、大汝山、富士の折立、稜線がくっきり見えます。

「大走り」の左側にある雪渓が綺麗。形が面白い。

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雨の中、登ってきて良かった。

この景色、いつまでも眺めていたいと思いました。



雷鳥荘も雷鳥沢キャンプ場もはるか下。

お花と山の風景を楽しみながら、ゆっくり下ります。

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雷鳥沢の雪渓を快適に下る。

称名川の橋を渡る。

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キャンプ場のトイレの前に咲いていた、ミヤマキンポウゲ。

立山に日が差した。美しい風景です。

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後は、しんどい急な階段をゆっくり登る。

16時00分、雷鳥荘に無事到着

温泉に入って、疲れを癒す。

それから、楽しい夕食です。ビールが美味しい。




翌朝も雨が降っていました。

朝食を終えて、出発の準備をする。

喫茶室で美味しいコーヒーを頂いて、立山の景色をのんびり眺める。

雨脚が強いため、この日も出発を見合わせます。

雨が小降りになった。

8時20分  雷鳥荘を出発。

ガスが少しだけ晴れて、みくりが池の全貌が現れた。

池に浮かぶ雪の島が、2日前より小さくなっている。

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ホテル立山が近くなったころ、周囲の山々が姿を見せてくれた。青空も見えます。

天狗平が美しい。そして、富山平野まで見渡せた。

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9時10分  室堂バスターミナルに到着

9:20発の美女平行きバスに乗れた。

約15分で弥陀ヶ原に到着。

雨はすっかり止みました。

雨上がりの弥陀ヶ原は、花が瑞々しくて綺麗でした。

左から、弥陀ヶ原と富山平野、モミジカラマツ、オトギリソウ、ワタスゲ。

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タテヤマリンドウ。小さい可愛い花です。

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ガキの田は白い雲と青い空を映し、一層美しい風景を作り出している。

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ワタスゲ。

雨に濡れて小さくなっていた。

しばらくしたら、綿毛が風に吹かれて遠くへ飛んでいくのでしょう・・・。

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タテヤマリンドウとノビネチドリ。

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弥陀ヶ原ホテルで休憩して、高原バスに再乗車。

美女平で立山ケーブルに乗り継ぎ立山駅へ。

昼食を済ませ、称名の滝へ向かう。

駐車場へ着いた時は晴れ間が見えていたので、雨具を持っていかなった。

それがそれが、雲行きが怪しくなってきた。

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30分くらい歩いて、やっと称名の滝が見えてきた。

雨が本降りに。

滝の上部は見えない。

滝つぼから流れる風と雨で、全身がびしょびしょになった。

展望台へ登ってみた。

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称名滝は4段から成る大滝で、落差日本一(350m)を誇ります。

晴れた日に、もう一度訪れたい。

駐車場に戻り、雨で濡れた衣類を着替え、スキージャム勝山へ。

宿泊は、東急ハーベストクラブ スキージャム勝山。

温泉が良い。透明で肌がつるつるします。

夕食は、イタリアンと和食が出ました。

ゆっくり時間が流れ、とても美味しかった。



翌朝はゆっくり起きて、温泉に浸かって・・・。

遅めにチェックアウト。

ホテルから近くにある、白山平泉寺へ行きました。

「福井の苔寺」として有名な寺で、霊峰白山を信仰対象とした、「白山信仰」の聖地です。

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御手洗池は、しんと静まり返った神秘的な空間。

また池の東側では、幹が3つに分かれた御神木の杉を見ることができます。

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苔が美しい。

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(左) 本殿の屋根、立派な佇まいで曲線が美しい。

(右) 鳥居の向こうは、三の宮、そして白山への登拝道である越前禅定道へと続く。

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杉の巨木の間から光が差して、苔が優しく輝く。

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灯篭にまで苔が付いていました。

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何種類の苔が成長しているのだろう・・・。

心が落ち着くお寺でした。

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ホテルで紹介して頂いたお蕎麦さん「手打そば 八助」へ。

私は「ざるそば」、カミさんは「おろしそば」を注文。

とても美味しかった。


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立山は何度来ても楽しいところ。

温泉は良いし、山々が雄大で美しい。

今回同行した、楠本さん、坂口さん、益田さん、有難うございました。


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