<山行日程> 2018年7月22日(日)〜7月25日(水) [1日目] 神戸 −<マイカー>− 奥飛騨温泉郷・ほうのき駐車場 −<シャトルバス・乗鞍スカイライン> |
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神戸を午前6時ごろ出発して、名神高速、東海北陸自動車道を経由して、奥飛騨温泉郷へ。 |
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魔王岳へは、畳平の駐車場から25分くらいで登れます。
急な階段を登って、畳平方面を振り返る。
良い天気です。乗鞍岳の山々が見渡せます。
中央の尖った山が剣ヶ峰です。
コマクサが綺麗です。
ハイマツの下で、ミヤマアキノキリンソウが咲いていました。
「鶴ヶ池」を右手に見て登る。(右)
魔王岳からの眺望。
眼下にはエメラルドグリーンに輝く「亀ヶ池」が見えた。
北側には、乗鞍スカイラインと焼岳、北アルプスの山々を望む。
残念ですが、槍ヶ岳、穂高連峰は雲に覆われていました。吊尾根が少しだけ見えています。
西側に小さな池と湿原が広がっていました。
魔王岳の稜線を、「通行止め」の看板があるところまで歩きました。
畳平のバスターミナルを西側から眺める。
亀ヶ池の水の青さにドキッとしました。
砂礫地に咲くコマクサ。
逞しくて綺麗です。
イワツメクサが可愛い。
コマクサの群落。
これだけ咲いているところは、そんなにありません。
乗鞍岳に来て良かった。
畳平に戻って、次はお花畑へ行きます。
コバイケイソウ、ミヤマキンポウゲ、ハクサンイチゲ、イワギキョウ、・・・可愛い花がいっぱい。
チングルマが綿毛になっていました。開花が早かったようです。
ウサギギク、ミヤマゼンコも綺麗です。
お花畑の木道をゆっくり歩いた。
イワギキョウに光が差すと一層綺麗に。
モミジカラマツの群落。
青い空に白い花が映えます。
富士見岳をバックに、ハイポーズ。
日が西に傾いて、ハイマツの緑が鮮やかになった。
青い空、流れる白い雲、山の緑、、、夕暮れの心ときめくひと時です。
夕食を終えて外に出ると、西の空がオレンジ色に輝いていた。
オレンジ色の雲と山のシルエット、美しい風景です。
夜9時過ぎ、外に出て星空を見上げる。
南の空に、月と木星(月の右下)がはっきり見えます。
東の空に、火星がオレンジ色に輝いていました。「火星の大接近」のおかげでしょうか。
今まで見た星の中で、一番明るいように思いました。
畳平のバスターミナルは、私一人だけ。
静かに時が流れていいます。居心地がよかった。
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翌日は4時に起床。
ご来光を見に行くため、県境の広場へ向かう。
ガスが濃く、風が強い。
薄手のダウンジャケットを着ていたが、寒くて寒くて、、、。
岩陰で東の空をじっと眺めていた。
5時前に太陽が昇る予定でしたが、ガスに覆われ太陽は顔を出さない。
諦めて宿へ帰り始めたころ、東の空が明るくなった。
慌てて戻る。
雲が赤く染まり、太陽の輪郭がボーと浮かび上がった。
朝露に濡れたコマクサが、朝日を浴びて輝く。
ガスが掛かっているから雷鳥に会えるかな、、、と思い、魔王岳へ。
残念、雷鳥には会えませんでした。次回の楽しみにします。
朝食を済ませ、銀嶺荘の前で記念撮影。
畳平はシャトルバスが登ってくる前で、ほんと静かです。
8時15分、 畳平を出発 |
青空が見えて良い天気。
風は強いですが、暑くなく良い感じです。
イワギキョウ。可愛い花です。
不消ヶ池が見えてきた。
澄んだ水と真っ白な雪渓、コントラストが美しい。
心惹かれる美しいブルーです。
不消ヶ池の周囲には、お花畑が広がっていました。
長野県側に目を向けると、眼下に乗鞍エコーラインと乗鞍高原が見渡せます。
乗鞍岳の主峰、剣ヶ峰が見えてきました。
あそこまで登るのかと思うと、ちょっとしんどそう。
肩の小屋のベンチで小休止して、ゆっくり山頂を目指す。
コマクサが厳しい環境に耐えて咲いています。
乗鞍岳はコマクサの群落が凄い。砂礫地の斜面にたくさん咲いていました。
キバナシャクナゲも見ることができました。
権現池を右に見て進む。
山頂の祠が見えました。最後の岩場を慎重に登ります。
10時45分、 剣ヶ峰(標高:3,026m)に登頂 |
無事、登頂出来ました。良い景色です。
写真撮影したり、周囲の景色を楽しんでゆっくり過ごす。
私たちが登頂してから間もなく、楠本さんが山頂に到着しました。
ご主人が体調を崩したため、奥さんだけ1時間遅れで畳平を出発しました。
なんと早い。凄い体力です。
全員で記念撮影。
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急な岩場を慎重に下る。
山頂を振り返ると、抜けるよな青空が広がっていた。
雲の流れが早い。一瞬にして真っ白になった。
権現池にも雲が流れ、水面が隠れてしまいそう。
かなり下って、肩の小屋が見えてきた。
コマクサの群落が青空に映える。
不消池と雪渓。
美しいコバルトブルーの水面が心に残ります。
コマクサやイワカガミなど可愛いお花たちが、疲れた体をやさしく癒してくれました。
畳平から鶴ヶ池と県境広場を望む。
夏の雲が沸いていました。
13時20分、 畳平に到着 |
楠本さん(ご主人)と合流して、下山の準備をします。
シャトルバスで、ほおのき駐車場へ戻る。
マイカーに乗り換え、平湯温泉・「穂高荘 山がの湯」へ。
温泉に浸かって、疲れた体を癒す。
美味しい食事を頂いて、ゆっくり過ごしました。
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ホテルの方から、「上高地に行って、涼しい所でゆっくりしてきたら・・・。」とアドバイスを受けて、即決定。
平湯バスターミナルまでホテルから徒歩5分。
シャトルバスで約25分、上高地に到着しました。意外と早い。
上高地は、やっぱり涼しいです。
空気が美味しい。
河童橋まで木陰を歩く。気持ちいいですね。
河童橋。
奥穂高岳、前穂高岳、吊尾根がくっきりと見えました。
天気が良くて空気が澄んでいる。
爽やかで美しい景色です。
梓川の澄んだ流れと雄大な穂高連峰の山々。
数年前、吊尾根を縦走して岳沢を下った。懐かしい思い出です。
後方に目を移すと、焼岳がどっしりと聳えています。
川岸に降りて流れに手をいれた。
水の冷たい事、、、30秒も入れていられない。
木陰の道を明神まで歩く。
涼しくて気持ちが良い。
澄んだ小さな川にイワナの姿がちらほら。
可愛い花も出迎えてくれました。
木の間から明神岳が屏風のように聳えていました。
約1時間で明神に到着。
明神橋を渡って嘉門次小屋へ向かう。
嘉門次小屋でイワナの塩焼きを注文。
30分待ちと言われたが、それでも食べたいと思いました。
ここのイワナ、頭まで全部食べれます。
とっても美味しかった。私はビールも頂きました。
帰りは、梓川の右岸歩きます。
木道を中心に歩くのですが、綺麗な景色の連続でした。飽きませんね、、、。
川の水はゆっくりと静かに流れています。
川底の藻が揺れている様子を見ていると、なんか心が現われるようでした。
立ち枯れの木々と川の流れ、山々とのコントラストが美しい。
河童橋まで帰ってきました。
山の稜線に雲が掛かっていました。
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シャトルバスで平湯温泉に戻り、白山白川郷ホワイトロードを経由してスキージャム勝山へ向かいます。
宿泊は、東急ハーベストクラブ・スキージャム勝山。
食事が美味しくて、ゆっくり過ごせる宿です。
ゆっくり温泉に浸かりました。
4日目の天候は晴れ。外は暑そう・・。
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今年は暑い日が続いていたため、苔が枯れていないか心配しましたが無事でした。
参道は少しだけ枯れているところがありましたが、本堂辺りの庭は見事な苔の絨毯が広がっていました。
古いお堂が迎えてくれます。
本殿の彫刻が素晴らしい。
奥の院まで登ることに。
途中、壊れた石仏が並べられていました。
ちょうと不思議な光景に思えた。
杉の大木と苔の庭。
日が差して、苔の庭が輝きます。
苔の参道と鳥居、苔むした灯篭が印象的でした。
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乗鞍岳は、比較的登りやすくて楽しい山。
高山植物が豊富で美しい。
また来たいです。