2018年夏 乗鞍岳・剣ヶ峰


  <山行日程> 2018年7月22日(日)〜7月25日(水)

[1日目]  神戸 −<マイカー>− 奥飛騨温泉郷・ほうのき駐車場 −<シャトルバス・乗鞍スカイライン> 
       − 畳平(標高:2,763m) 
− 魔王岳 − 畳平 − 畳平・銀嶺荘(泊)
     

[2日目]  畳平・銀嶺荘 − 肩の小屋 − 乗鞍岳・剣ヶ峰(標高:3,026m) − 肩の小屋
       − 畳平 − <シャトルバス・乗鞍スカイライン> 
               −ほうのき駐車場 −平湯温泉・「穂高荘 山がの湯」(泊)

[3日目]  平湯温泉・「穂高荘 山がの湯」 - 平湯バスターミナル−<シャトルバス>−上高地 − 明神 
       − 嘉門次小屋(イワナの塩焼きの昼食) − 上高地 −<シャトルバス>−平湯バスターミナル 
       − 平湯温泉・「穂高荘 山がの湯」 −<マイカー>− <白山白川郷ホワイトロード> − スキージャム勝山(泊)

[4日目]  スキージャム勝山 − 白山神社 − <マイカー>− 神戸

          



高山植物が綺麗な乗鞍岳に行ってきました。

今年は梅雨明けが早く、花の開花が早いようです。
銀嶺荘の方に聞いたら、「今年は例年になく暑い日が続いた為、7月末に咲く花が7月初めに炊いた。」と話していました。

それでも、、コマクサやイワギキョウなど高山植物が綺麗でした。
天候に恵まれ、今年も無事登頂できました。

神戸を午前6時ごろ出発して、名神高速、東海北陸自動車道を経由して、奥飛騨温泉郷へ。
車を「ほうのき駐車場」に駐車。
シャトルバスで乗鞍スカイラインを通って標高:2,763mの畳平へ。


13:05  畳平に到着。

この日も翌日も天気は良さそう。

この日は、魔王岳へ登ることにしました。。

魔王岳へは、畳平の駐車場から25分くらいで登れます。

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急な階段を登って、畳平方面を振り返る。

良い天気です。乗鞍岳の山々が見渡せます。

中央の尖った山が剣ヶ峰です。


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コマクサが綺麗です。


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ハイマツの下で、ミヤマアキノキリンソウが咲いていました。

「鶴ヶ池」を右手に見て登る。(右)


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魔王岳からの眺望。

眼下にはエメラルドグリーンに輝く「亀ヶ池」が見えた。

北側には、乗鞍スカイラインと焼岳、北アルプスの山々を望む。

残念ですが、槍ヶ岳、穂高連峰は雲に覆われていました。吊尾根が少しだけ見えています。

西側に小さな池と湿原が広がっていました。


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魔王岳の稜線を、「通行止め」の看板があるところまで歩きました。

畳平のバスターミナルを西側から眺める。

亀ヶ池の水の青さにドキッとしました。


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砂礫地に咲くコマクサ。

逞しくて綺麗です。


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イワツメクサが可愛い。


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コマクサの群落。

これだけ咲いているところは、そんなにありません。

乗鞍岳に来て良かった。


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畳平に戻って、次はお花畑へ行きます。

コバイケイソウ、ミヤマキンポウゲ、ハクサンイチゲ、イワギキョウ、・・・可愛い花がいっぱい。

チングルマが綿毛になっていました。開花が早かったようです。


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ウサギギク、ミヤマゼンコも綺麗です。


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お花畑の木道をゆっくり歩いた。


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イワギキョウに光が差すと一層綺麗に。


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モミジカラマツの群落。

青い空に白い花が映えます。


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富士見岳をバックに、ハイポーズ。


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日が西に傾いて、ハイマツの緑が鮮やかになった。

青い空、流れる白い雲、山の緑、、、夕暮れの心ときめくひと時です。


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夕食を終えて外に出ると、西の空がオレンジ色に輝いていた。

オレンジ色の雲と山のシルエット、美しい風景です。


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夜9時過ぎ、外に出て星空を見上げる。

南の空に、月と木星(月の右下)がはっきり見えます。

東の空に、火星がオレンジ色に輝いていました。「火星の大接近」のおかげでしょうか。

今まで見た星の中で、一番明るいように思いました。


畳平のバスターミナルは、私一人だけ。

静かに時が流れていいます。居心地がよかった。




     
[2日目]  畳平・銀嶺荘 − 肩の小屋 − 乗鞍岳・剣ヶ峰(標高:3,026m) − 肩の小屋
       − 畳平 − <シャトルバス・乗鞍スカイライン> 
               −ほうのき駐車場 −平湯温泉・「穂高荘 山がの湯」(泊)
          


翌日は4時に起床。

ご来光を見に行くため、県境の広場へ向かう。

ガスが濃く、風が強い。

薄手のダウンジャケットを着ていたが、寒くて寒くて、、、。

岩陰で東の空をじっと眺めていた。

5時前に太陽が昇る予定でしたが、ガスに覆われ太陽は顔を出さない。

諦めて宿へ帰り始めたころ、東の空が明るくなった。


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慌てて戻る。

雲が赤く染まり、太陽の輪郭がボーと浮かび上がった。


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朝露に濡れたコマクサが、朝日を浴びて輝く。


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ガスが掛かっているから雷鳥に会えるかな、、、と思い、魔王岳へ。

残念、雷鳥には会えませんでした。次回の楽しみにします。


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朝食を済ませ、銀嶺荘の前で記念撮影。

畳平はシャトルバスが登ってくる前で、ほんと静かです。

8時15分、 畳平を出発

青空が見えて良い天気。

風は強いですが、暑くなく良い感じです。

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イワギキョウ。可愛い花です。


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不消ヶ池が見えてきた。

澄んだ水と真っ白な雪渓、コントラストが美しい。

心惹かれる美しいブルーです。


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不消ヶ池の周囲には、お花畑が広がっていました。


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長野県側に目を向けると、眼下に乗鞍エコーラインと乗鞍高原が見渡せます。


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乗鞍岳の主峰、剣ヶ峰が見えてきました。

あそこまで登るのかと思うと、ちょっとしんどそう。


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肩の小屋のベンチで小休止して、ゆっくり山頂を目指す。


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コマクサが厳しい環境に耐えて咲いています。

乗鞍岳はコマクサの群落が凄い。砂礫地の斜面にたくさん咲いていました。

キバナシャクナゲも見ることができました。


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権現池を右に見て進む。

山頂の祠が見えました。最後の岩場を慎重に登ります。

10時45分、 剣ヶ峰(標高:3,026m)に登頂

無事、登頂出来ました。良い景色です。

写真撮影したり、周囲の景色を楽しんでゆっくり過ごす。

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私たちが登頂してから間もなく、楠本さんが山頂に到着しました。

ご主人が体調を崩したため、奥さんだけ1時間遅れで畳平を出発しました。

なんと早い。凄い体力です。

全員で記念撮影。


11時20分、 剣ヶ峰(標高:3,026m)を出発

急な岩場を慎重に下る。

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山頂を振り返ると、抜けるよな青空が広がっていた。

雲の流れが早い。一瞬にして真っ白になった。

権現池にも雲が流れ、水面が隠れてしまいそう。


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かなり下って、肩の小屋が見えてきた。

コマクサの群落が青空に映える。


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不消池と雪渓。

美しいコバルトブルーの水面が心に残ります。


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コマクサやイワカガミなど可愛いお花たちが、疲れた体をやさしく癒してくれました。


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畳平から鶴ヶ池と県境広場を望む。

夏の雲が沸いていました。

13時20分、 畳平に到着

楠本さん(ご主人)と合流して、下山の準備をします。

シャトルバスで、ほおのき駐車場へ戻る。

マイカーに乗り換え、平湯温泉・「穂高荘 山がの湯」へ。

温泉に浸かって、疲れた体を癒す。

美味しい食事を頂いて、ゆっくり過ごしました。


 
[3日目]  平湯温泉・「穂高荘 山がの湯」 - 平湯バスターミナル−<シャトルバス>−上高地 − 明神 
       − 嘉門次小屋(イワナの昼食) − 上高地 −<シャトルバス>−平湯バスターミナル − 平湯温泉・「穂高荘 山がの湯」
       −<マイカー>− <白山白川郷ホワイトロード> − スキージャム勝山(泊)

         

ホテルの方から、「上高地に行って、涼しい所でゆっくりしてきたら・・・。」とアドバイスを受けて、即決定。

平湯バスターミナルまでホテルから徒歩5分。

シャトルバスで約25分、上高地に到着しました。意外と早い。

上高地は、やっぱり涼しいです。

空気が美味しい。

河童橋まで木陰を歩く。気持ちいいですね。

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河童橋。

奥穂高岳、前穂高岳、吊尾根がくっきりと見えました。

天気が良くて空気が澄んでいる。

爽やかで美しい景色です。


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梓川の澄んだ流れと雄大な穂高連峰の山々。

数年前、吊尾根を縦走して岳沢を下った。懐かしい思い出です。

後方に目を移すと、焼岳がどっしりと聳えています。


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川岸に降りて流れに手をいれた。

水の冷たい事、、、30秒も入れていられない。


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木陰の道を明神まで歩く。

涼しくて気持ちが良い。

澄んだ小さな川にイワナの姿がちらほら。

可愛い花も出迎えてくれました。


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木の間から明神岳が屏風のように聳えていました。

約1時間で明神に到着。

明神橋を渡って嘉門次小屋へ向かう。


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嘉門次小屋でイワナの塩焼きを注文。

30分待ちと言われたが、それでも食べたいと思いました。

ここのイワナ、頭まで全部食べれます。

とっても美味しかった。私はビールも頂きました。


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帰りは、梓川の右岸歩きます。

木道を中心に歩くのですが、綺麗な景色の連続でした。飽きませんね、、、。


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川の水はゆっくりと静かに流れています。

川底の藻が揺れている様子を見ていると、なんか心が現われるようでした。

立ち枯れの木々と川の流れ、山々とのコントラストが美しい。


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河童橋まで帰ってきました。

山の稜線に雲が掛かっていました。

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シャトルバスで平湯温泉に戻り、白山白川郷ホワイトロードを経由してスキージャム勝山へ向かいます。

宿泊は、東急ハーベストクラブ・スキージャム勝山。

食事が美味しくて、ゆっくり過ごせる宿です。

ゆっくり温泉に浸かりました。




4日目の天候は晴れ。外は暑そう・・。


2年前に訪れた、平泉寺白山神社へ行きました。

「福井の苔寺」として有名で、霊峰と呼ばれる白山の信仰の拠点として、約1,300年前に開かれました。
この平泉寺白山神社は、白山信仰の聖地として有名なほか、京都の苔寺に並ぶほどの、美しい景観が特徴です。


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今年は暑い日が続いていたため、苔が枯れていないか心配しましたが無事でした。

参道は少しだけ枯れているところがありましたが、本堂辺りの庭は見事な苔の絨毯が広がっていました。


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古いお堂が迎えてくれます。

本殿の彫刻が素晴らしい。


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奥の院まで登ることに。

途中、壊れた石仏が並べられていました。

ちょうと不思議な光景に思えた。


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杉の大木と苔の庭。

日が差して、苔の庭が輝きます。


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苔の参道と鳥居、苔むした灯篭が印象的でした。

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乗鞍岳は、比較的登りやすくて楽しい山。

高山植物が豊富で美しい。

また来たいです。


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